週刊これは夢?!

それとも…。
すぐ忘れちゃうので備忘録用ブログ。
週1ペースで書くことを、ゆるい目標にしていました。

Firefox のメインメニューバーにWindowsのアクセントカラーを反映させる

2022-07-28 | 電脳

* 2021/10/07

Firefox 92 (proton) でアクティブウィンドウのメインメニューバー(タブバーがならぶ所)の背景色を変更し、Windows のアクセントカラーにした。

* 2022/07/28

Firefox 103 で設定の名前が変更されたらしく、以前の設定ではメインメニューバーやタブバーにWindowsのアクセントカラーを反映させることができなくなった。

-moz-accent-color-moz-accent-color-foregroundAccentColorAccentColorText に変更された模様

参考サイト How to Get Windows Accent Colors back in Firefox 92? を確認すると、Firefox103を含めて、いくつか設定が更新されていたので下記を修正する。


* 方法
userChrome.css というファイルに設定を書くことで、Firefox のUIを変更する。

(1) about:config の変更

デフォルトだと userChrome.css の設定を無視するので、反映するようにFirefox の設定を変更する。

URLバーに about:config と打ち込む。
表示されるページから toolkit.legacyUserProfileCustomizations.stylesheets という項目をさがす。
その値を false から true に変更する。

(2) Firefox のプロファイルフォルダーの下に、chromeというフォルダを作る。

まず、Firefox のプロファイルフォルダーを開く。
URLバーに about:support と打ち込むか、メニューからヘルプ → 他のトラブルシューティング情報で「トラブルシューティング情報」を表示する。
「アプリケーション基本情報」にある「プロファイルフォルダー」からフォルダーを開くことができる。
その中に chrome という名前のフォルダを作成する。

(3) userChrome.css というファイルを作成する。

上で作成した chrome というフォルダを開き、その中に新規テキストファイルを作成したあと、名前を userChrome.css に変更する。
拡張子を txt から css に変更するのに気をつけてください。

(4) userChrome.css に設定を書き込む。

下の内容をファイルに書き込み保存する。

Firefox 103 からの設定

/* Show active colors on main menu bar */
#TabsToolbar,
#navigator-toolbox,
#tabs-newtab-button,
#titlebar toolbarbutton:not(:hover):not(:active),
#scrollbutton-up:not(:hover):not(:active),
#scrollbutton-down:not(:hover):not(:active),
.titlebar-color {
background: AccentColor !important;
color: AccentColorText;
fill: AccentColorText !important;
}

#TabsToolbar:-moz-window-inactive,
#navigator-toolbox:-moz-window-inactive,
#tabs-newtab-button:-moz-window-inactive,
#titlebar toolbarbutton:not(:hover):not(:active):-moz-window-inactive,
#scrollbutton-up:not(:hover):not(:active):-moz-window-inactive,
#scrollbutton-down:not(:hover):not(:active):-moz-window-inactive,
.titlebar-color {
background: unset !important;
color: unset;
fill: unset !important;
transition: none !important;
}

Firefox 92 の頃の設定

/* Show active colors on main menu bar */
#TabsToolbar,
#navigator-toolbox {
background: -moz-accent-color !important;
color: white;
}

#TabsToolbar:-moz-window-inactive,
#navigator-toolbox:-moz-window-inactive {
background: unset !important;
color: unset;
}


(5) Firefoxs を再起動する。

変更を有効化するには、about:support(ヘルプ → 他のトラブルシューティング情報)のページで「起動時キャッシュを消去…」をクリックすると、Firefox が再起動する。

* 参考サイト
How to Get Windows Accent Colors back in Firefox 92?

* 背景
2021年6月に Firefox 89 が公開され、proton というデザインが採用された。
89と90の間は proton を無効にして従来のデザインのままにすることができた。
8月に Firefox 91 が公開されると、 proton を無効にすることができなくなった。

個人的には、デザインの変更に違和感があったが、使いやすさなどはともかく、そのうち慣れるだろうと思っていたし、実際慣れた。
ただ、私の使い方だとしばしば困ることがあった。
これはFirefox の問題というより、Windows のUWP (Universal Windows Platform) のデザインの問題なのかもしれない。

デスクトップアプリであれば、Windowsの設定からアクセントカラーを選ぶことで、アクティブウィンドウのタイトルバーに反映させることができた。
UWPアプリだと、タイトルバーの色を変更できないうえに、アクティブウィンドウと非アクティブウィンドウで(ほとんど?)違いがない。
アクティブウィンドウには、ウィンドウのまわりに影をつけることができるが、注意して見ればわかる程度。
アクティブウィンドウと非アクティブウィンドウが重なっていない限り、パッと見では区別しにくい。
どちらが上(アクティブ)なのかわかりにくいので、どれがアクティブなのかと考えた上で、迷ったらウィンドウをクリックしてから操作することになる。
複数のウィンドウをまたいで作業をしている時や注意していない時は、しばしば別のウィンドウを操作してしまうはめになった。

コメント (1)

FreeBSD ports "pkg version -vL=" の結果が "succeeds index" となる。

2022-07-16 | 電脳

FreeBSD で ports tree を利用している。

"portsnap fetch update" を実行すると、ports tree が最新になる。
"# pkg version -vL=" を実行すると、インストールされている ports のバージョンが ports tree と違うものがリストアップされる。

通常はインストールされているパッケージのバージョンが最新版より古いので "<" が表示される。
ところが、今回は ">" "succeeds index" となり、インストールされているバージョンが最新版より新しいと表示された。

めったにないことなので調べてみた。
インストールされている ports tree のバージョンが、/usr/ports/INDEX-*.db にあるバージョンより高いことが原因らしい。

ports tree のインデックスをダウンロードする。
# cd /usr/ports
# make fetchindex

参考  FreeBSD Forums "perl5 succeeds index"

 # pkg version -v
          /usr/ports/INDEX-*.db と比較する ⇒ ">"
 # pkg version --ports -v
          ports tree と比較する ⇒ "="

コメント

FreeBSD ports db5

2022-07-05 | 電脳

□期限切れになった port が更新されない

# db5-5.3.28_8: Tag: expiration_date Value: 2022-06-30
# db5-5.3.28_8: Tag: deprecated Value: EOLd, potential security issues, maybe use db18 instead

FreeBSD のports を利用している。
subversion が apr1 を必要とし、apr1 が db5 を必要とする。
db5 が EOL のため、db18 にしたいのだが、7月になっても apr1 が更新されない。

□帰結
db5 / db18 をインストールしないことにした。
subversion のオプションを調べると " BDB=OFF" になっていた。
apr1 を利用しているのは subversion だけなので apr1 のBDBオプションをオンからオフにした。

□db18への乗り換え模索
最初、db5 の代わりに db18 をインストールする方法を調べた。
/etc/make.conf に "DEFAULT_VERSIONS+= bdb=18" と設定する方法があった。
これでうまくいったとの報告もあったが、make / portmaster ともに反映してくれなかった。
/etc/make.conf に設定する方法が反映されないのは、他の設定でもおきているので、私の環境の問題かもしれない

コマンド "portmaster -m USES=bdb:18 devel/apr1" を実行してみた。
db5 ではなくdb18 をインストールはじめたが、db18 を延々とインストールしようとしてループしてしまった。
" USES=bdb:18" は /usr/ports/CHANGE の 20160426 にある記述。

ここで今回はお手上げ。
apr1 と BDB を利用する ports を今後利用することになったら不具合が生じることになるかもしれない。
忘れないようにしたいが、たぶん忘れてしまうのだろう…

 

□追記:2023.04.04

apr1 をapr-1.7.3.1.6.3からapr-1.7.3.1.6.3_1にアップデートする時に不具合が生じた。

"pkg-static: Unable to access file /usr/ports/devel/apr1/work/stage/usr/local/lib/apr-util-1/apr_dbm_gdbm-1.so:No such file or directory" というエラーがでてインストールに失敗した。
しかもアップデートする過程で apr-1.7.3.1.6.3 を削除した後、インストールに失敗し、復元されずに削除されたままになった。
pkg info から消えてしまい、"pkg info -rd subversion" をすると "apr-(null)" と表示されていた。

FreshPortsで確認すると

devel/apr1: Update BDB support
* Allow no BDB
* Correct license with BDB 18
* Spelling

とあった。変更していたオプションが修正されたことによる可能性が高い。
"make rmconfig" した後、無事インストールできた。

 
コメント