さて、新里引退記念写真集の最終章。
もちろん最終章では、プロ初打点（なにげにプロ初長打）をあげ、西武ドームでお立ち台に上がった４月２５日の様子を掲載したいと思います。
新里にとって、プロ野球生活で、恐らく唯一スポットライトを浴びた試合であり、かつ、プロ生活最後の１軍出場試合にもなりました。
（なお、第１回目はこちら、第２回目はこちら、第３回目はこちら）
試合前、バッティング練習から戻ってきた新里。
試合中、ベンチ前で軽く円陣を組むマリーンズの選手達。 さて、新里はどこだ！？
ライオンズ・帆足とマリーンズ・成瀬の緊迫した投手戦。
７回表、サブローのタイムリー２ベースでマリーンズが先制したのち、２アウトランナー１・２塁の場面で、１番・早川に替わって代打で登場した新里。 ここで、プロ２安打目となる２点タイムリー３ベースを放ってくれました！
この日の公式サイト試合速報では、このように記載されていました。
【千葉ロッテ選手交代】
1番・早川→代打・新里
▼1番 新里 ライトタイムリー3ベースヒット
アウトコースのストレートを踏み込んで右方向に運んだ！ファーストの頭上を抜けた打球をライト・G.G.佐藤が後逸！ボールが転々とする間に、2者が一気に生還！新里も3塁を陥れた!
新里のプロ初打点となるタイムリーで貴重な追加点！3対0。
そして、試合後、ベンチから呼び出され、ヒーローインタビューに向かいます。
インタビュー前の緊張した面持ち。
「今日のヒーローは、見事プロ初打点を挙げた新里賢選手です！」
緊張しながらのインタビューですね。
ですが、しっかりとインタビューアーの顔を観ながら、話をしています。
インタビューの合間にみせる顔も、充実感というか満足感にあふれているように感じます。
-今日のヒーローは見事プロ初打点を挙げた新里賢選手です。 ナイスバッティングでした!
【新里】 ありがとうございます!
-あの場面はどんな意識で打席に立たれたのですか？
【新里】 とにかく期待に応えたいという思いで1球目から積極的に振っていこうと思いました。
-プロ初打点の味はどうですか？
【新里】 まだ実感なくて。自分らしいヒットが打てたと思います。
-あの1打が試合を決める大きな1打となりました。本当に大きな働きで起用に応えられましたね。
【新里】 そうですね。接戦で打てたことが嬉しいし、勝ちに結びついたことが嬉しく思います。
-打点やヒーローインタビューが初だと思いますがその気分はどうですか？
【新里】 あんまり実感がないですね。
-今後その実感がじわりじわりと出てきそうですか？
【新里】 夜になったら出てくると思います。
-チームはこのカードを1勝1敗とし明日につなげられましたか？
【新里】 そうですね。明日勝ち越せるように出番があれば全力でやっていきたいです。
-大勢駆けつけて来てくれたファンに一言お願いします。
【新里】 これからもっとチームのために頑張っていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました
-今日のヒーローは新里賢選手でした。
そして、２６のユニフォームを持ち、マリーンズファンの待つライトスタンドへ向かいます。
そして、万歳！
１塁側フィールドビューシートのファン達をハイタッチです。
最後に、翌日４月２６日の朝日新聞朝刊スポーツ面で掲載された、写真付きの新里の記事です。 本当に嬉しそうな笑顔です。
新里賢の第二の人生・マリーンズスカウトとしての道が始まりました。
新里自身が味わった４月２５日のような場面を、たくさん生みだしてくれる選手達をたくさん見出してくれるよう、頑張ってください！
期待しているぞ！ 新里スカウト！
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