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ウェザーニュースと気象庁

2009年10月15日 23時40分00秒 | いろいろ

気象庁の解説にとどめることを条件に認可した、・・・・・ですか。
確かにその通りなのだろうけど、気象庁自体の発表に不可解な点があるとするならば、それを正すなり、逆に根拠とした情報をもっと詳細に開示することも必要ではないか、と思うんですがね。



気象庁、ウェザーニューズ社に注意(読売新聞) - goo ニュース

 日本列島を縦断して大きな被害をもたらした台風18号について、民間の気象情報会社「ウェザーニューズ」(東京)が独自に上陸地点を発表したとして、気象庁が9日、気象業務法に基づいて同社を注意していたことがわかった。
 同庁は「台風などの防災情報は、混乱を防ぐために一元化しなければならない」としているが、ウェザー社は「利用者のニーズに応えるため、早く発信しようとしただけ」と主張している。

 台風18号は、同庁の発表では8日午前5時頃、愛知県の知多半島に上陸したことになっているが、ウェザー社はこれに先立つ同4時頃、三重県の志摩半島に上陸したとする情報をホームページに掲載している。
 同庁では、「防災情報は気象庁の解説にとどめることを条件に許認可を与えた」としており、同庁の桜井邦雄長官は15日の定例会見で、「台風が今まさに迫っている状態で、複数の情報が出て混乱させるのは望ましくない」としている。 これに対し、ウェザー社は「情報を可能な限り早く発信しようとしているだけ」としている。
 ウェザー社は2007年8月、新潟県中越沖地震の被災者向けにがけ崩れの危険性を知らせるメールを配信したことが許認可の範囲外と判断され、同庁から業務改善命令を受けている。





これに対し、ウェザーニュースは以下のように反論(実際には「台風18号上陸地点を徹底検証」)しています。 (以下の画像は、ウェザーニュースのサイトより転載)

ウェザーニュース携帯版では、以下のようなコメントを残しています(PC版では未確認)。

▼台風18号の上陸時の実況解析と3つの根拠
根拠1:気圧リポート
上陸1時間前の時点で、皆さんからのヘクトパスカル(気圧)リポートを元に、台風の上陸地点や進行方向がわかりました。

根拠2:台風の目リポ
午前4時前後には志摩半島東部のウェザーリポーターから「急に風が弱まった」「台風の目の中に入ったようだ」という報告が急増し。台風の上陸地点を確定する勝負どころが分かりました。

根拠3:実況データ…風向
気象観測機(アメダス)や灯台の実況データにより、風向きの変化を確認。台風の上陸地点が解析されました

これら3つの要素が全て一致して、台風の上陸地点についてひとつの答えを出していました。






ウェザーニュースの携帯版(有料サイトです)では、これらの根拠となる当時のヘクトパスカルレポートなどをより詳細に公開しています。 ヘクトパスカル等の実測値をより多くの地点で多くの情報を集めようと、ウェザーニュースから機器を提供していたりと、企業努力もしているんですよね。



また、気象庁は台風18号の総括を「台風第18号による暴風・大雨」として10月13日にレポートしてまとめ、速報値として名古屋地方気象台が「平成21年10月 台風第18号に関する愛知県気象速報」として10月9日にまとめています。

台風18号の経路は、「台風第18号による暴風・大雨」では3ページに記載してありますが、この問題となっている上陸地点を拡大(約800%)してみると以下のようになっていました。

(色づけは私がしています。)

また、名古屋地方気象台の「平成21年10月 台風第18号に関する愛知県気象速報」4ページには気象レーダーの降雨情報が以下のように掲載されています。



完全に素人目線となりますが、気象庁及び名古屋地方気象台の画像を観たら、上陸地点の正確さはウェザーニュース側に分があるかなぁ、と思ってしまいます。

ルール違反に近いことをしたので注意を受けるのはある意味ウェザーニュースとしてはしょうがないのでしょう。 
でも、もっと本質的な目的の達成、つまり、より防災情報を正確かつできる限り早く伝達できるよう官民での協力体制を作り上げていくようにした方が良いと思うんですがね。



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気象ネタは初めてですね。