だいぶ前、確か某巨大掲示板だったと思うのですが、「ファン」に関してとても的を得た評論をしたものがありました。
本来なら記事にするのは原典記事を見つけてから、と思っていたのですが、ネット上でなかなか見つからないので、原典なしで掲載してみたいと思います。原典がなくとも、こりゃグウの音も出ない、ことには変わりないので(笑)
シカゴ・エコノミック紙のロバート・ブラッグス編集長のファン評
1:ファンとは、掌を返すことに関してはメジャー級である。
2:ファンとは、自分たちの誰より経験豊富なプロの監督よりも、自分のほうが采配が上手いと思っている。
3:ファンとは、選手獲得にはお金がいらないと思っている。
4:ファンとは、トレードは相手があってこそ成立するものという常識を持ち合わせていない。
5:ファンとは、球団は自分たちの意に沿うように動かなければダメ球団だと思っている。
6:ファンとは、起用されない若手は起用されているベテランより能力が高いと思っている。
7:ファンとは、起用されないベテランは起用されている若手より能力が高いと思っている。
8:ファンとは、応援が免罪符だと思っている。
9:ファンとは、負けが込んでいる時、往々にして理想論が現実と摩り替わる。
10:ファンとは、客観と主観の区別がつかない。
こりゃお見事。
当然ながら自分も含めて、ファンって上記の傾向がモロにあります。それが野球だろうが他の競技のファンだろうが、ね。
ひとつも当て嵌まらない人はいないし、一つでも当て嵌まらない項目があるという人もいないよなあ、実際。もし、「俺(私)は当て嵌まらないよ」なんて少しでも思ったら、かなり重症です(笑)自分をしっかりみつめなおしましょう♪
この10箇条って、ファンだけじゃなく、解説者にも当て嵌まると思いますけどね。
実際のところ、プロ野球の監督当人達も、自分達とは直接関係ないこと(例えば、他球団の采配のこと)になった途端、当て嵌まってしまうんでしょうが。
考えれば他にもいろいろあるのでしょうが、10でまとめたあたりが素晴らしい。
ま、この記者(編集長)も、自分が何かのファンだったら、全く同じ行動・思考をとるのは確実、ってところがこの話のオチですわな。
私が一つだけ付け加えるならば、
11.ファンとは、悪い時には良い過去に囚われ、良い時には悪い過去に囚われるものだ。
かな。9番に近い意味だけど。