かつて、萬屋錦之介(よろずや きんのすけ)という名優がいた。
錦之介が演じる宮本武蔵、めっぽうカッコよかった。
武蔵は多くの俳優が演じているが、錦之介に並ぶ人はいない、と思っている。
武蔵が将軍家光に謁見するシーンが、強烈に印象に残っている。
「武蔵の師は誰か」
師について剣を学んだことは、ございませぬ。
「・・・」
敢えて言えば草や木、獣、我以外のすべてを師と心得ております。
「ならば、武蔵の敵とは何か?」
我以外。
「ならば、余も敵か!?」
御意。
カッコいい・・・
時の最高権力者を前に、泰然としている。
それだけではない。
静かに応えた「御意」という言葉と同時に、凄まじい殺気が放たれた。
初対面の手話通訳者同士で会話すると、
「誰に手話を習ったか」
という話題になるが・・・
この時、特定の人名は出てこない。
師はいない。
敢えて言えば、地元のろう者たちに育ててもらった。
この話題になると、必ず、武蔵を想起する。
錦之介が演じる宮本武蔵、めっぽうカッコよかった。
武蔵は多くの俳優が演じているが、錦之介に並ぶ人はいない、と思っている。
武蔵が将軍家光に謁見するシーンが、強烈に印象に残っている。
「武蔵の師は誰か」
師について剣を学んだことは、ございませぬ。
「・・・」
敢えて言えば草や木、獣、我以外のすべてを師と心得ております。
「ならば、武蔵の敵とは何か?」
我以外。
「ならば、余も敵か!?」
御意。
カッコいい・・・
時の最高権力者を前に、泰然としている。
それだけではない。
静かに応えた「御意」という言葉と同時に、凄まじい殺気が放たれた。
初対面の手話通訳者同士で会話すると、
「誰に手話を習ったか」
という話題になるが・・・
この時、特定の人名は出てこない。
師はいない。
敢えて言えば、地元のろう者たちに育ててもらった。
この話題になると、必ず、武蔵を想起する。
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