「不老処置を受けた人間は100年後、生存権を放棄になければならない。」
こんな興味深い1文から始まる「百年法」。
普段、中古の文庫本しか買わない自分がハードカバーで購入。
老いない医学がアメリカから導入され、施術を受けた人間の老化はその時点で止まる。(受ける受けないは自由)
・女の人は美貌、若さ、体力もMAXである20歳くらいで受けます。
・男は20歳だとガキっぽいので30歳くらいが多いです。
その結果、
・病死や事故死なんかでしか人は死ななくなります。
・見た目がみんな20~30代なので実年齢が分かりません。(30歳の人も112歳の人も30歳で施術を受ければ、見た目は同じ)
だから、「100年法」。そうでもしないと、人口は増える一方で、経済も停滞する。
そして、98年後。
最初に施術を受けた人は、あと2年でこの世を去らなければなりません。しかし、百数十年を生きても、あと2年と言われれば・・・。
大臣クラスの人間からは、「100年法」を凍結させる動きが出始め、一般人も「病気でもなく、重罪を犯してないのに死ななければならないのか!?」という空気が。
そして、日本のトップによる演説の日が来た!
国の決定は?
また、国民はその旨を受け止めるのか?