爺さんが伝えたいこと

寡黙に生きて来た爺さんが、一つの言葉ででも若い人達の役に立つならば、幸いです。

親を大切に

2022-04-12 14:50:20 | 日記
もともと、私たちは「仁」の心で生きている。

「仁」の心を生きている。

宇宙の「モノを育て慈しむ」心を生きているのだ。

その「仁」の心は、人が「自分の為」ばかり思っていると、次第に消滅してしまう。

ここが、肝心である。

「仁」の心は広く宇宙に有り、かつ自分にも有るが、自分中心の考えでは隠れてしまうのだ。

これを目覚めさせるには、天空に声を掛けるか、太陽に合掌するか、月を賛美するか、自然の懐に抱かれるか…。

そして、心の底から「ありがとう」と思う事だ。

「親に篤ければ、則ち民仁に興る」

自分に人を思いやり、慈しむ心が生じたら、まず自分の両親や兄弟に、その「仁」の行動を摂る事だ。

その影響を受けて、周りの人に仁愛の心を忘れず接する事だ。

私たちは他の動物と違って、モノを考え文化を持った人間として、二度と無い最愛の命を生きているのだ。

二度と無い最愛の命を生きている人間だからこそ、お互いに敬し、思いやり助け合って、仲よくしてあげないとならない。

それが、日本の伝統の心だ。

利益の辻褄が合わないからと、何十人何百人と首を切ってしまうのは、如何だろうか。

つましきを耐え、助け合って生きて来たのが、日本の伝統ではなかったのか。