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ブルメスターの新製品パワーアンプ 216を聴いてきた

2023年03月04日 | オーディオ
本日は「オーディオ」

ノアが輸入している”STEREOパワーアンプ216の試聴会”に行ってきた。
この前のオーディオ・フェスタでパワーアンプ218は聴いてきたが
なにせ価格が 7,150,000円もする。
今回のパワーアンプ216は下モデルだが価格が 4,785,000円するので
ラックマンのパワーアンプM-10Xが3台買えることになってしまう。
欲しいが買えない!

ブルメスターという会社は、車のオーディオではベンツやポルシェなどに採用されているそうだ。
216218は、上位機種159の技術が組み込まれている。
モノラル・パワーアンプ159は価格が、44,000,000円、重量180kgなので
こんな製品を買える人がいるのかな?


ステレオパワーアンプ216
デザインは格好いいです。聴かなくても買いたくなるくらいだ。
重量35kg
AB級アンプ

縦のヒート板のデザインが前のものから変わっている。
独自の排熱設計になっているので、本体に触ってもほとんど熱くない。


今回の試聴システム


スピーカーは、MARTEN (マーテン) スウェーデンの会社
OSCAR TRIO (オスカー・トリオ) 
価格が1,705,000円(値上がりした)


再生装置
今回はCDプレーヤーで聴いた。

プリアンプ 088
価格 3,300,000円
パネルがクロムメッキでキラキラしすぎ感はある。
オプションでDACも装着できる。


CDプレーヤー 061
価格 1,958,000円
トップローディング・カバーで上からCDを入れる。
カバーは上に跳ね上がらず手でスライドさせる。手動で行う。

DACは、デジタルソースを96kHz/24bitまたは192kHz/24bitにアップサンプリングしている。

リモコンはアンプもCDプレーヤーも共通のようだ。
このリモコンがまた重い!いくらドイツ製と言っても重すぎると思った。


感想
今回の装置の値段を合計してみたら、ケーブルなどなしで1100万円を超えていた!!
試聴会のスピーカーが170万円で小さ目だったので、オーディオ・フェスタで聴いた音は再現出来なかった。
エストロンのスピーカーは音場が凄かった。

いつものCDをかけてみた。
JAZZでは、低音の被りが少し気になった。
毎回そうだから部屋の定常波の関係だろうか?
音質的には、1000万円の音は感じない。やはりスピーカーが大きく影響していると思う。
エージング不足という感もある。

次に「竹内まりや」を聴いてみた。
やはり普通の音しか聞き取れない。ブルメスターのパワーアンプの良さが分からない。いつも思うことだが、本当は分からないといけないのだが、部屋とスピーカーが音の音場を支配しているのでパワーアンプだけの良さは他社と交換してみないと分かりにくい。

次にカラヤン指揮のベートーヴェンSACDを聴いてみた。
あれ?いつもより音が太いか?と思った。
先ほどの低音が出過ぎていたのがいい方に聴こえている。
クラシックには向いているのか。
よくよく考えたら、CD専用機なのでCD層で聴いていたからだ。
CD層ではSACD層より音場が狭く感じるので音質も太く聴こえたのだ。

折角ブログを読んで頂いていて申し訳ないが、雑誌の評論家と違い自分の感じたことを正直に書いているつもりだ。
1000万円以上するすごい音を本当は自分も体験したかったが、どうしても良さが分からない。
自宅に持ち込みじっくりと自分の装置でパワーアンプのみを聴けばいつもと違う良さを聴き分けることが出来るような気もするがこれも不可能に近い。
試聴会ではパワーアンプ発表会と言いながら、プリアンプもCDプレーヤーもかなりハイエンドな装置なので何がこの音を再生しているのかが判断しにくいのだ。
これを分からせるのがメーカーの営業の仕事だし、お店のやり方だとも思ったりもする。

余談だが、オーディオ・フェスタでもらったカタログで「マッキントッシュ」や「JBL」の価格を見ていて改めて高くなっているのに驚愕した。
この1年で2回も値上げしたら40%くらい高くなっている物もある。
100万円以上もする製品で40%はキツイ!!
10~20%くらいと思っていた。購入をためらってしまう。
まだ日本製の方が値上げが少なく感じる。


では、また。







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