ナショナルカラーテレビＴＨ２０－Ｂ３９

「買いたい時が買い替え時」
チュートリアル徳井も上手いこと言ったもんだ。

最近我が家のテレビの調子が悪くて、
「そろそろダメかなぁ」とパンフレットもらっていろいろと見ていたら
もうどうしても買いたくなってきちゃって、
どうしようもないから先月２６日の休みの日に
近所にできた「新製品が安い」電気屋へ行って注文してきちゃった。
今月１５日に出るブルーレイの新型も予約してきたから
家に来るのは多分その頃になると思うんだけど、
注文したＴＨ－Ｌ３７Ｇ１っていう型番のテレビも今メーカーに在庫がなくて、
いつ入るかわからないって店の人が言ってた。
っていうかボクの調べだとこのテレビ
廃番カタログ落ちのハズ…
いつ入るかっていうより、
どうかき集めるのかの方が気になるんだけど、
どうしてくれるんだろうか？
展示品じゃないのに安いからって買ったのに、
これで展示品が来たらブチキレるぜ！
そんなわけで我が家の１９８３(S58)年製のナショナルカラーテレビＴＨ２０－Ｂ３９、
間もなく２７年の生涯に幕を下ろそうとしています。

「中古で買ったんでしょ？」って言われるけど、そうじゃない。
バァちゃんの部屋に新製導入されたこのテレビ。
小学校中学年の頃にバァちゃんが足の骨を折ってリモコンテレビに置き換えられて、
そのおかげでボクの部屋に押し出されてやって来た。
それ以来ず～っとボクの部屋にあったテレビ。
「人間・失格」の最終回が始まる直前にショートしてビニールの溶けるニオイが部屋中に充満した以外は全くの故障なし。
「このテレビいいテレビだから長く使いな！」とその故障を直してくれた電気屋さんに言われて以来、
他のテレビや家電製品が壊れていく中で今まで生き残ってくれてずーっと使い続けてきた。
新潟へ持ってきて色合い調整のつまみを少しいじくってから画面がチラつくようになってしまい、
こないだまではどうにかなってたんだけどここ最近とてもひどい状況に。
おまけに音量つまみもあまり調子がよろしくなくて、
ボリュームもバラつき始めてしまいました。
来年７月１１日までどうにかもってくれればもちろん使いたいし、
さらには地デジチューナー付けてでも使えるもんなら使いたいんだけど、
黄白赤のＡＶ端子もないテレビにチューナーは残念な結末。
「買いたい時が買い替え時」でこのたび、
長岐にわたる役目を終えることになりました。

いよいよダメか、と買い替えることになったテレビ。
電気屋に行く時、新しいのが店にあるなら引き換えで持って帰ろうと思って
このテレビを一度車に積んでそのまま持って帰って来たんだけど、
死期が近いのをさとったのか、
まだまだバンバン使えるぞというのをアピールしたいのか、
その時以来ちっともチラつくこともなくすこぶる調子がよくなっちゃって…。
これなら新しいテレビの納期が遅れても、
なんの不満もなくなるかもしれません。
でもなんか、まだ元気なのに捨てちゃうって、
なんかもったいないし可哀想な気がしちゃってなぁ…。

２７歳になったＴＨ２０－Ｂ３９、
残り少なくなった人生を元気に過ごしてもらい、
万全の体調で旅に出てもらえれば、と
長年連れ添った仲間としてそう願っております。


　２７年間ありがとう、ナショナルカラーテレビ。
　もう少しボクの部屋で頑張ってください。