一人で過ごす日々が続いていた。
修行がしたい。
でもたくさんの輪の中に入る元気が
今の私には無い。
特化に悩む果鈴。
あまり戦闘に興味の無いきらり。
私の欲しい情報は何一つ手に入らず
毎日毎日鼓の手入れをする日々。
いつか私を助けてくれた神主様を
思い出す。
今でもあの方は憧れだ。
名前も姿も薄れてしまっているが
あの迷いのない動きが
目に焼き付いて離れない。
・・・。
そうだ。
神 . . . 本文を読む
「あのねっ、何かlvが上がれば
上がる程 私弱くなってる気がするんだよね・・・」
船に乗り込んだ私は兄貴に
話し始める。
「そんな訳はないで!?
ちゃんと強くなってるやろ??」
兄貴は大きく頷く。
「腕力装備は能力上がらないし
知力装備したところで威力も低いし
ボスなんて何していいかわからないっ」
少し愚痴っぽくなる私に兄貴は
「どんな特化にしたってなぁ
忍者は忍者やっ!
忍者なんてな . . . 本文を読む
クエをなんとか済ませ私は
すぐにその場を立ち去った。
もう自分に自信がない。
楽しかった関係が確実に崩れて来ているんだと思うと悲しかった。
「果鈴!丁度いいところに!!」
稲葉山に入った瞬間手をつかまれた。
「兄貴・・・」
私の泣き顔にちょっと驚く荘庵兄貴がそこにいた。
「金山つき合え・・・って・・・
何かあったんか??」
やばいっ!!
泣き顔なんか見られたくないっ!
私は涙を早々 . . . 本文を読む