ログアウトは両替前で ーある巫女の記録ー 

信長の野望オンラインでの体験を小説風に綴っていきます。
無印からの体験です。

内緒の知人

2017-09-30 16:40:52 | 鏡華鈴
私はお姉様の許可を得て堺へと足を運んでいた。 ずっと匿名のまま春日山に籠っている為 時々妙に散歩したくなるから。 いつも目にするのは上杉の家紋ばかり。 本当なら色々な国の方と交流出来るのだろうが 私には許されていない。 堺も賑やかだなぁ。 いつか私もここで修行する日を許されるのだろうか…。 「な~にしてるのっ^^?」 突然後ろから声がかかる。 「あ、いえ。」 どうしよ…。 あまり交流 . . . 本文を読む

春日山と孤独

2017-09-06 16:21:09 | 鏡華鈴
お姉様から支度金を受け取っていた私は 装備などの必要な物について 自分で手に入れるよう言われていた。 のちのち付与石を打つ為にも LVだけは上げておかなければならない。 私はクエを順調にこなしていった。 徒党を組んでも多くを語ってはいけない私は 楽しいと思える時など全く無かった。 どこへ行っても スムーズに終わるクエ。 私達にとってこれは冒険では無くむしろ作業。 党首も段取りがわからない人 . . . 本文を読む

隠し子

2017-09-02 09:59:58 | 鏡華鈴
私にはお姉様が3人。 古神の巫女 医術の薬師 武芸の侍 霧吹さんにご挨拶を済ませた事 徒党で動く以外は匿名で居た事 両替を整理してきた事 その旨を話し丁寧にご挨拶する。 「おそらく私は身代わりとして誕生したのですよね?」 私の言葉に侍のお姉様は驚いた顔をする。 「身代わりとは…。」 薬師のお姉様はただ黙って巫女のお姉様を見つめていた。 「そういうわけでは無いですよ^^ ただ . . . 本文を読む

匿名巫女誕生

2017-09-01 09:15:23 | 鏡華鈴
私は鏡華鈴。 腕力振りの神典予定として誕生した。 私はお姉様の言う通り隠れ里で匿名にしたままそこにいた。 ぼんやりと空を眺めてひたすらその時が来るのを待つ。 この先の使命が何なのか 聞かなくてもわかっていた。 その指示が出た時から 私は急ぎ隠れ里での試練をこなし始める。 迷う事も無く深い交流も持つ事なく その仕官先を目指す為に。 私を本当の意味で待っていてくれているのは お姉様で . . . 本文を読む