クエをなんとか済ませ私は
すぐにその場を立ち去った。
もう自分に自信がない。
楽しかった関係が確実に崩れて来ているんだと思うと悲しかった。
「果鈴!丁度いいところに!!」
稲葉山に入った瞬間手をつかまれた。
「兄貴・・・」
私の泣き顔にちょっと驚く荘庵兄貴がそこにいた。
「金山つき合え・・・って・・・
何かあったんか??」
やばいっ!!
泣き顔なんか見られたくないっ!
私は涙を早々に拭いて笑ってみせる。
「しょうがないなぁっ!御礼は小刀でいいよっ♪」
「・・・おう!断片がもう少しなんや。船デートいこか!」
兄貴は察してくれたのかそれ以上は
何も聞いてこなかった。
船着き場は夕焼けに染まっていた。
船が来るのを待つ2つの影。
「ばかやろぉぉぉー!!」
突然海に向かって大声で叫ぶ私に
「なんやなんや!?青春かぁ!?」
兄貴はがははっと笑う
「ばかやろーーー!!!」
兄貴も私に負けない程の大声で叫ぶ。
何も聞かない。
ただ側で同じように叫び笑っている。
私はこの日の夕日を絶対忘れないだろうと思った。
すぐにその場を立ち去った。
もう自分に自信がない。
楽しかった関係が確実に崩れて来ているんだと思うと悲しかった。
「果鈴!丁度いいところに!!」
稲葉山に入った瞬間手をつかまれた。
「兄貴・・・」
私の泣き顔にちょっと驚く荘庵兄貴がそこにいた。
「金山つき合え・・・って・・・
何かあったんか??」
やばいっ!!
泣き顔なんか見られたくないっ!
私は涙を早々に拭いて笑ってみせる。
「しょうがないなぁっ!御礼は小刀でいいよっ♪」
「・・・おう!断片がもう少しなんや。船デートいこか!」
兄貴は察してくれたのかそれ以上は
何も聞いてこなかった。
船着き場は夕焼けに染まっていた。
船が来るのを待つ2つの影。
「ばかやろぉぉぉー!!」
突然海に向かって大声で叫ぶ私に
「なんやなんや!?青春かぁ!?」
兄貴はがははっと笑う
「ばかやろーーー!!!」
兄貴も私に負けない程の大声で叫ぶ。
何も聞かない。
ただ側で同じように叫び笑っている。
私はこの日の夕日を絶対忘れないだろうと思った。