修得の為今日も私は稲葉山へと走る。
美濃ではすでにいくつかの修得徒党の列があり
懸命に敵を倒している。
今日はいつも以上に人が多いかな…。
修得徒党…入れるだろうか…。
あちらはすでに7人集まっているし
こちらも…
私は稲葉山で その時 を待つ事にした。
勧誘希望を掲げ生産に勤しむ方々
私も出してみようかな。
でも
なんだかちょっと恥ずかしい…。
あいかわらずおかしな事を悩んでいる私の元に無線が入った。
「堕落なんですがいきませんかー^^」
「は、はい!お願いしますっ!」
よかった…。
修得できる!
勧誘希望を私は出した事がない。
それは決して偉そうな意味ではなくて
あの 青 の看板を出す事で
目立ってしまうような気がする為
出す事をためらっているのだ。
それでも気合の出来る神職という職は
ありがたい事にお声を頂く事が多い。
「もっと小さく目立たないような看板ならいいのに…。」
そんなわけのわけらない事を思いながら
私は掲示板前と急いだ。
「あらー。いっぱいですねw」
堕落神主の前に到着した私達は
その光景に落胆する。
すでに2徒党の方が狩りを始めていたのだ。
「どうしますかねー。」
「今美味しいのって他にありましたっけ…。」
「今日美濃修得徒党多いんですよね^^;」
私達は一斉にうなりだす。
「尾張にでもいってみますか^^」
「おお!そうしますか!」
党首様の提案で隣の尾張へ向かう事になった。
「あ、私敵国なので抜け道からw」
「そうでしたかw了解です、お気をつけてー。」
「自分は強行突破しますw」
「はいwではとりあえず尾張の関所付近で合流しましょう^^」
各々走りながら尾張へと向かう。
神隠し…
した方がいいかな…。
そんな事を思っていると
「ぎゃぁー!絡まれました!w」
抜け道を利用した侍様の悲鳴が響き渡る。
「><」
「大丈夫ですか!!」
「拠点稲葉になってるんで大丈夫w走りますw」
神職には関所を越える為の
便利な技能がたくさんある。
徒党員にしてあげられる事といえば
行進曲と神隠し
関所兵はなんとかなるとして…
伺見は…見破りだったはず…。
「え、えと、神隠ししますか?」
一応聞いてみる…。
「はい!お願いします^^」
鍛冶様は嬉しそうに笑った。
「まってぇーw私も隠しお願いしますーw」
稲葉山の墓地から蘇った侍様も
慌ててこちらへと戻ってきたところで私は神隠しを入れる。
みんなで一斉に国境を越える。
他国へ狩りへ行く事は
敵国の方にとっては命がけ…。
「うわぁぁー!!w」
悲鳴の方を見ると
侍様が伺見と戦闘している…
「逃げ逃げw」
ああ…
どうかこの侍様をお許しください…。
祈りも虚しく
侍様はその場に倒れこんだ。
「どなたかぁぁぁ!転生頂けませんでしょうかぁぁ!!」
党首様は大声で叫ぶ。
しばしの沈黙の後
数人の薬師様と僧様が小走りに走ってくる。
「おおおwありがとうございますー!!」
採集の手を止め
その大声に大慌てで駆けつけて下さったみなさん。
「ありがとうございます;;」
「いえいえ^^」
「おかえりなさい~。」
複数の回復職の方に囲まれ
侍様は手厚い治療を受けた。
「暇人なのが…バレましたね?w」
大声に駆けつけた薬師様と僧様達は
顔を見合わせ苦笑いする。
「w」
「まさかこんなに転生したい方がいたとは…w」
「あ、修得ですか?^^」
「枠空いてるなら入れてもらってもいいですか!?」
「もちろんです!どうぞ!」
党首様は頷く。
「尾張って今何が美味しいですか^^?」
「そうですねぇ…。」
国境を越える
ただそれだけの事。
それでもたったそれだけの事にも
たくさんの出逢いがあったりする。
みなさんが懸命に生きているからこそ
手を取り合う世界。
私も…いつか…。
神々しくも穏やかに笑う回復様達を見て
私は大きな刺激を受けるのだった。
美濃ではすでにいくつかの修得徒党の列があり
懸命に敵を倒している。
今日はいつも以上に人が多いかな…。
修得徒党…入れるだろうか…。
あちらはすでに7人集まっているし
こちらも…
私は稲葉山で その時 を待つ事にした。
勧誘希望を掲げ生産に勤しむ方々
私も出してみようかな。
でも
なんだかちょっと恥ずかしい…。
あいかわらずおかしな事を悩んでいる私の元に無線が入った。
「堕落なんですがいきませんかー^^」
「は、はい!お願いしますっ!」
よかった…。
修得できる!
勧誘希望を私は出した事がない。
それは決して偉そうな意味ではなくて
あの 青 の看板を出す事で
目立ってしまうような気がする為
出す事をためらっているのだ。
それでも気合の出来る神職という職は
ありがたい事にお声を頂く事が多い。
「もっと小さく目立たないような看板ならいいのに…。」
そんなわけのわけらない事を思いながら
私は掲示板前と急いだ。
「あらー。いっぱいですねw」
堕落神主の前に到着した私達は
その光景に落胆する。
すでに2徒党の方が狩りを始めていたのだ。
「どうしますかねー。」
「今美味しいのって他にありましたっけ…。」
「今日美濃修得徒党多いんですよね^^;」
私達は一斉にうなりだす。
「尾張にでもいってみますか^^」
「おお!そうしますか!」
党首様の提案で隣の尾張へ向かう事になった。
「あ、私敵国なので抜け道からw」
「そうでしたかw了解です、お気をつけてー。」
「自分は強行突破しますw」
「はいwではとりあえず尾張の関所付近で合流しましょう^^」
各々走りながら尾張へと向かう。
神隠し…
した方がいいかな…。
そんな事を思っていると
「ぎゃぁー!絡まれました!w」
抜け道を利用した侍様の悲鳴が響き渡る。
「><」
「大丈夫ですか!!」
「拠点稲葉になってるんで大丈夫w走りますw」
神職には関所を越える為の
便利な技能がたくさんある。
徒党員にしてあげられる事といえば
行進曲と神隠し
関所兵はなんとかなるとして…
伺見は…見破りだったはず…。
「え、えと、神隠ししますか?」
一応聞いてみる…。
「はい!お願いします^^」
鍛冶様は嬉しそうに笑った。
「まってぇーw私も隠しお願いしますーw」
稲葉山の墓地から蘇った侍様も
慌ててこちらへと戻ってきたところで私は神隠しを入れる。
みんなで一斉に国境を越える。
他国へ狩りへ行く事は
敵国の方にとっては命がけ…。
「うわぁぁー!!w」
悲鳴の方を見ると
侍様が伺見と戦闘している…
「逃げ逃げw」
ああ…
どうかこの侍様をお許しください…。
祈りも虚しく
侍様はその場に倒れこんだ。
「どなたかぁぁぁ!転生頂けませんでしょうかぁぁ!!」
党首様は大声で叫ぶ。
しばしの沈黙の後
数人の薬師様と僧様が小走りに走ってくる。
「おおおwありがとうございますー!!」
採集の手を止め
その大声に大慌てで駆けつけて下さったみなさん。
「ありがとうございます;;」
「いえいえ^^」
「おかえりなさい~。」
複数の回復職の方に囲まれ
侍様は手厚い治療を受けた。
「暇人なのが…バレましたね?w」
大声に駆けつけた薬師様と僧様達は
顔を見合わせ苦笑いする。
「w」
「まさかこんなに転生したい方がいたとは…w」
「あ、修得ですか?^^」
「枠空いてるなら入れてもらってもいいですか!?」
「もちろんです!どうぞ!」
党首様は頷く。
「尾張って今何が美味しいですか^^?」
「そうですねぇ…。」
国境を越える
ただそれだけの事。
それでもたったそれだけの事にも
たくさんの出逢いがあったりする。
みなさんが懸命に生きているからこそ
手を取り合う世界。
私も…いつか…。
神々しくも穏やかに笑う回復様達を見て
私は大きな刺激を受けるのだった。