ログアウトは両替前で ーある巫女の記録ー 

信長の野望オンラインでの体験を小説風に綴っていきます。
無印からの体験です。

逃げない覚悟

2017-04-20 09:00:49 | 果鈴
「最近どうしたんだ?果鈴。
あまり稲葉で見かけなかったが…。」

久しぶりに稲葉へ出向いた私に
駆部ちゃんは心配そうに声をかけた。

兄貴と会った後から私は
岡崎から出る事が出来なくなっていた。


わかってる。
呼子ちゃんもきっと私の態度に
疑問をもっているのだと思う。

四神の後一言も言葉を交わさず
私は兄貴と稲葉をでてしまったのだから。

でも絶対このままじゃ良くないよねっ!
喧嘩したわけでも無いのに
こんな風に逃げてちゃ…。
だから今日は呼子ちゃんに会えるまで
稲葉にとどまろうっ!

「なんにもないよっ♪
ちょっと色々忙しくてなかなかこっち
これなかっただけっ!」

私は駆部ちゃんに笑いかける。

「そうか…。それならいいのだが。
みんな最近はバラバラに動いているからな。」

駆部ちゃんは少し寂しそうに言った。

みんな着実にlvを上げている。
多分駆部ちゃんも芽侖もこの雰囲気はわかってるはず。


私が壊しちゃったようなもんだよね。

「果鈴!!」

聞きなれた声が無線に入る。

「今稲葉??ちょっとそこにいてっ!」

芽侖だった。

なんとなく胸騒ぎがしたけど今日は逃げないと決めていた私は
ただ芽侖の到着を待った。

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