党首様の誘導の元 私はやっと大雷を拝む事が出来た。
本当にわかりにくい道。
とにかく最初は左へ
坂を上がって…。
目に入ってくる敵の位置をチェックしながら注意深く進む。
隠形薬・改の効果時間をよく把握している党首様だ。
安全な所で止まり「飲みます~」と使うタイミングを指示してくれる。
必死について行きながらその風景を懸命に焼き付ける。
覚えなきゃ…。
ここが多分私が行ける最後の誘導場所になる…。
星野山千尋窟というダンジョンも存在するけれど
あの場所は道のわかる神職が募集を出している事が多い。
徒党制限もあるし練習に行く事も叶わない。
生涯行く事の出来ない場所だろうと思っている。
「到着です!」
なんという大柄な敵…。
初めて大雷を拝んだ私はその大きさに驚く。
看破のバーがある程度読めるようになっていた私は
致命的に詠唱を切らす事も無く
高火力のアタッカー様 堅い盾様のおかげもあり倒す事が出来た。
ここも子守がよく効くんだなぁという印象だ。
結界を越え最後のボス イザナミ。
すごく痛いとは聞いている。
特に後衛に攻撃が漏れると…。
英明切らさないようにしなきゃ…。
「ではでは!いきますよ~?」
「はい^^」
「了解です!」
ここまで来るのに私はどの位の日々を過ごしてきたんだろう。
神職という職から逃げ
人との交流から逃げ
修得から逃げ…。
わからない事をわからないままで籠り続けていたあの頃を思い出す。
噂でしか聞いた事の無かったイザナミ。
こんな日が来るなんて想像もしていなかった。
もうベテランさんから見たら過去のボス。
強敵はたくさん増えているのかもしれない。
それでも私にとってこのイザナミは特別で
憧れていたボスなのだ。
果鈴も辿り着く事の出来なかったこの場所で
私は神職として徒党の中に居る。
伐採マシーンでは無く神職として。
「詠唱いきます!」
「了解しました^^」
これを倒せば今度はお手伝いとしてここに来れる。
党首様のおかげで道のりもなんとなく覚えた。
寝かしで大雷まで党員を安全に誘導する…。
また目標が増えたのだ。
真剣な戦闘は楽しい。
それは装備を整える事の出来る少しの資金と
最低限のスキルを身に着ける事で叶うものなんだ…。
あの時全てを諦めていたら…。
私はイザナミと会えた事で苦しんでいた昔の自分を
少しだけ愛おしく感じるのだった。
本当にわかりにくい道。
とにかく最初は左へ
坂を上がって…。
目に入ってくる敵の位置をチェックしながら注意深く進む。
隠形薬・改の効果時間をよく把握している党首様だ。
安全な所で止まり「飲みます~」と使うタイミングを指示してくれる。
必死について行きながらその風景を懸命に焼き付ける。
覚えなきゃ…。
ここが多分私が行ける最後の誘導場所になる…。
星野山千尋窟というダンジョンも存在するけれど
あの場所は道のわかる神職が募集を出している事が多い。
徒党制限もあるし練習に行く事も叶わない。
生涯行く事の出来ない場所だろうと思っている。
「到着です!」
なんという大柄な敵…。
初めて大雷を拝んだ私はその大きさに驚く。
看破のバーがある程度読めるようになっていた私は
致命的に詠唱を切らす事も無く
高火力のアタッカー様 堅い盾様のおかげもあり倒す事が出来た。
ここも子守がよく効くんだなぁという印象だ。
結界を越え最後のボス イザナミ。
すごく痛いとは聞いている。
特に後衛に攻撃が漏れると…。
英明切らさないようにしなきゃ…。
「ではでは!いきますよ~?」
「はい^^」
「了解です!」
ここまで来るのに私はどの位の日々を過ごしてきたんだろう。
神職という職から逃げ
人との交流から逃げ
修得から逃げ…。
わからない事をわからないままで籠り続けていたあの頃を思い出す。
噂でしか聞いた事の無かったイザナミ。
こんな日が来るなんて想像もしていなかった。
もうベテランさんから見たら過去のボス。
強敵はたくさん増えているのかもしれない。
それでも私にとってこのイザナミは特別で
憧れていたボスなのだ。
果鈴も辿り着く事の出来なかったこの場所で
私は神職として徒党の中に居る。
伐採マシーンでは無く神職として。
「詠唱いきます!」
「了解しました^^」
これを倒せば今度はお手伝いとしてここに来れる。
党首様のおかげで道のりもなんとなく覚えた。
寝かしで大雷まで党員を安全に誘導する…。
また目標が増えたのだ。
真剣な戦闘は楽しい。
それは装備を整える事の出来る少しの資金と
最低限のスキルを身に着ける事で叶うものなんだ…。
あの時全てを諦めていたら…。
私はイザナミと会えた事で苦しんでいた昔の自分を
少しだけ愛おしく感じるのだった。
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