現地で詩皇さんと合流した私はお辞儀する。
「よろしくお願いします^^」
何度もご一緒しているメンバーさん達。
その中に見慣れない忍者様がいた。
この方も詩皇さんの知人さんなのかな。
それともはじめましての方だろうか。
装備の雰囲気を見ると
あまりベテランさんという感じはしない。
かと言って初心者さんのようでは無さそう…。
そんな事を思っていた矢先
忍者様の話し方にふっと記憶が蘇る。
あれ…。
このお名前どこかで聞いた事が…。
自分の事を おいら と呼ぶ忍者様。
ちょっと独特な感じのお名前。
家紋は徳川。
私の知人欄に彼のお名前は無い。
はっ!
もしかして!
果鈴が嬉しそうに話していた方の名を思い出した。
彼女が岡崎で誕生し初めて話しかけられた忍者様。
豚円さんだ。
稲葉へ行こうとした彼女に彼は突然大量のおむすびをくれたという。
このお名前。
この話し方。
きっと間違いないはずだ。
あぁ。
こんな所で会えるなんて。
しかしながら当然私の事など豚円さんは知るはずもなく
いきなりこんな事を聞いて不審に思われないか不安だったが
豚円さんの傍へ近づくと小声で話しかけてみた。
「あの~、ちょっとお聞きしたいのですが…。」
「はぁい(・(00)・) 」
可愛らしいお返事に思わず可笑しくなりながら
「遠い昔低LVの忍者におむすびを分けてくださった記憶がありませんか?」
「うん?おむすび??」
「もう随分昔の事ですので覚えていらっしゃらなくても当然なのですけど…。」
豚円さんは少し考え込んでいたが
「昔はおいら そんな事ばっかりしてたからなぁ(・(00)・) 」
「あはは^^」
「おいらの事知ってるの?」
「実は私の養子が豚円さんにおむすび頂いた事があるんですよ^^」
「そうだったのかー(・(00)・) 」
「たった1度お会いしただけだったようですけど楽しそうに話してて^^」
誕生してすぐお金は無くともお腹だけは減る。
食事するだけでも大変だったあの時代。
このご恩がどれだけありがたかったかなど
今では考えられないかもしれない。
私もたった1度だけ耳にしたお名前だった。
けれど初めて親切にされた事を本当に嬉しそうに語っていたのだ。
そんな果鈴の顔がずっと心のどこかにあったのだと思う。
「ん?2人は知り合いだったか^^?」
私と豚円さんが笑いあう姿を見て詩皇さんも近づいてくる。
「すごく昔お世話になった方なの^^豚円さんは覚えていないんだけどね^^」
「ほほー^^」
「ごめんねぇ(・(00)・) 」
豚円さんの反応が本当に可愛くて私はおもわずイイコイイコする。
なにげなくしてくれた親切は
本人にとって下心の無いもの。
だから覚えていなくても当然。
たとえお相手が覚えていなくてもいいのだ。
自分が覚えているのならば。
「よろしくお願いします^^」
何度もご一緒しているメンバーさん達。
その中に見慣れない忍者様がいた。
この方も詩皇さんの知人さんなのかな。
それともはじめましての方だろうか。
装備の雰囲気を見ると
あまりベテランさんという感じはしない。
かと言って初心者さんのようでは無さそう…。
そんな事を思っていた矢先
忍者様の話し方にふっと記憶が蘇る。
あれ…。
このお名前どこかで聞いた事が…。
自分の事を おいら と呼ぶ忍者様。
ちょっと独特な感じのお名前。
家紋は徳川。
私の知人欄に彼のお名前は無い。
はっ!
もしかして!
果鈴が嬉しそうに話していた方の名を思い出した。
彼女が岡崎で誕生し初めて話しかけられた忍者様。
豚円さんだ。
稲葉へ行こうとした彼女に彼は突然大量のおむすびをくれたという。
このお名前。
この話し方。
きっと間違いないはずだ。
あぁ。
こんな所で会えるなんて。
しかしながら当然私の事など豚円さんは知るはずもなく
いきなりこんな事を聞いて不審に思われないか不安だったが
豚円さんの傍へ近づくと小声で話しかけてみた。
「あの~、ちょっとお聞きしたいのですが…。」
「はぁい(・(00)・) 」
可愛らしいお返事に思わず可笑しくなりながら
「遠い昔低LVの忍者におむすびを分けてくださった記憶がありませんか?」
「うん?おむすび??」
「もう随分昔の事ですので覚えていらっしゃらなくても当然なのですけど…。」
豚円さんは少し考え込んでいたが
「昔はおいら そんな事ばっかりしてたからなぁ(・(00)・) 」
「あはは^^」
「おいらの事知ってるの?」
「実は私の養子が豚円さんにおむすび頂いた事があるんですよ^^」
「そうだったのかー(・(00)・) 」
「たった1度お会いしただけだったようですけど楽しそうに話してて^^」
誕生してすぐお金は無くともお腹だけは減る。
食事するだけでも大変だったあの時代。
このご恩がどれだけありがたかったかなど
今では考えられないかもしれない。
私もたった1度だけ耳にしたお名前だった。
けれど初めて親切にされた事を本当に嬉しそうに語っていたのだ。
そんな果鈴の顔がずっと心のどこかにあったのだと思う。
「ん?2人は知り合いだったか^^?」
私と豚円さんが笑いあう姿を見て詩皇さんも近づいてくる。
「すごく昔お世話になった方なの^^豚円さんは覚えていないんだけどね^^」
「ほほー^^」
「ごめんねぇ(・(00)・) 」
豚円さんの反応が本当に可愛くて私はおもわずイイコイイコする。
なにげなくしてくれた親切は
本人にとって下心の無いもの。
だから覚えていなくても当然。
たとえお相手が覚えていなくてもいいのだ。
自分が覚えているのならば。
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