ログアウトは両替前で ーある巫女の記録ー 

信長の野望オンラインでの体験を小説風に綴っていきます。
無印からの体験です。

木材との出会い

2012-10-31 17:49:06 | 冥神真琴
毎日ひたすらねずみをぶっ飛ばす毎日。
そのおかげでかなり楽に戦闘できるようになっていた。
時々忙しそうに城の外へ飛び出していく人達。
あんな風に私もなれるのだろうか。
右も左もわからず
かと言って知り合いもいないこの場所で
ちゃんと巫女になれるのだろうか…。

少し木陰で休もう。
私は側にある一本の木の下で座り込んだ。

ぼんやりと夕日を見ていると向こうに
人影がみえた。
武器も装備も身につけずひたすら何かを探している。

あれは陰陽師…。
何か無くし物でもしたかな…。
遠くからでも一喜一憂しているのがわかる。

もしや採集というやつか…?
金策には欠かす事の出来ない採集。
あちこち破れかけている自分の衣を眺め
戦闘にも疲れたし私も何か探してみるか。
立ち上がると裾のほこりを払い
城の中へとゆっくり戻っていった。

所持金と懐剣を倉庫にしまうと再び城の外へ。
神職は木材が採集できるとの事で
さっそくそれらしき木を巡ってみる。
しかし何故にこのか弱き神職が木材なのか…。
不服に思いながらも新しい衣欲しさに
良い木を探しまわった。

ひたすら素手で枝を折る。
なんだか環境破壊のような気もするが
これしかできないのだから仕方ない。
それでもねすみの顔に飽き飽きしていた私にとって
この仕事は新鮮でなにより衣が破れないのが嬉しかった。

コメントを投稿