kosakuの雑念

英語とか読書とか覚書メモとか思ったことなど

SFA顧客指向の営業革新

2010-06-21 09:33:54 | 日記
グレン・S・ピーターセン著(原著1997年)

”ドラッカーによれば「ビジネスの目的は、顧客を作り出すことをおいてほかにない」。これは、この本の基本でもある。”(4ページ)

なるほどと思うが、本編を読み込んでも、まったくその辺りは分からない。
そもそも”営業”という言葉がはなはだ曖昧な言葉で、製造以外の全てを指す言葉になりかねない。
人間の感覚や記憶は案外当てにならず、データを適切に集めて、思い込みを排除するという方向に話しを持っていくのかとも思ったが、別にそうなるわけでもない。なによりセールスの現状について実態の把握がほとんどない。わけのわからん概念図ばかりで、まるで駄目。


あるあるネタはこのくらいのレベルでないと

2010-06-17 09:54:40 | 日記
渥美俊一著「仕入れと調達」

”私は何度も東南アジアや豪州向けに(中略)バイイングチームを編成して出かけてみたが(中略)相手は「取引条件のうちAの部分をBに変更すればいくら安くできますよ」、「仕様のCの部分をDに変えれば値をいくら下げられます」と条件を出してくる。ところが日本側は、「とにかく」、「条件は別として」と言いだすから、相手はあっけにとられ、中に入った通訳が立ち往生してしまうのだった。(中略)”値を叩く”とか、”もっとサービスを”という一方的要求は、商談としては最低である。最初から先方がかけ値をしているとき以外は、ありえないからである。”(7ページ)

苦笑せざるを得ないあるあるネタである。
爆笑とまではいかないのが、日本を代表する企業にもこんなところがゴロゴロあるからで、若干ユウウツな気分になるからだ。





ウェブはバカと暇人のもの

2010-06-14 00:29:17 | 日記
サッカーワールドカップのあの死にかけたハエみたいな音を出すやつらは何とかならないのか。
うっとうしい。

中川淳一郎著「ウェブはバカと暇人のもの」を読む。
2009年4月発行。
そんなに古い感じはしないが、取り上げられるウェブを巡る事件がすでに懐かしく感じてしまう。
ちょっと前の芸能社会ネタでも、「そういやそんなヤツいたなあ」と感慨。

「IT小作農」
「テレビ人格」
この言葉が面白かった。



英和活用大辞典

2010-06-11 00:27:07 | 日記
SR-E8600には新編英和活用大辞典も搭載されている。
SIIの電子辞書のレビューをいろいろ読むと、この辞書が搭載されているか否かが、それなりの評価基準になってきたかのように見える(とくに大学生)。

確かに使える辞書である。
しかし、それは同じく搭載されている”英会話とっさのひとこと”と同じレベルである。
とりあえず文法的に正しく政治中立的表現として無難に使えるというレベル。
けっして斬れる英語(この表現は嫌いだが、うまい表現が思いつかない)ではない。
スイスアーミーナイフとかダクトテープのように他にいい道具がなく時間の余裕がないときにその場をしのぐ、という感じだ。