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格安ジーンズがデフレの象徴なのか

2010-01-02 01:40:36 | 日記
もともとジーンズは高すぎ格安ジーンズがそもそも適性な価格だ、という意見もあるし、戦略価格なので客寄せあるいは店の激安感を演出するための仕掛けであるという意見もあろう。ちょっと考えただけでもこれだけ思いつくのに、どうしていきなりデフレスパイラル(デフレーショナリー・スパイラルのことらしいな)がどうこうで、1000円以下のジーンズがそれを象徴しているみたいな話になるのだろう。というよりデフレ論には詳細な事例がまるで提示もされず、さも科学的真理のごとく話されているのが気になるところである。山本夏彦風に言えばみんなインフレ時代が大好きなのだということなのだろうか。札をするべしいくらでもといったところか。もっとも私も物の値段が下がると悔しい思いをいつもしているのは確かだ。1万円で自分で納得して買った商品がしばらくすると5千円で売られているのを見ると自分が損をしたばかりか価値を見誤った愚かな人間にしか思えなくなってくる。事実としてはその商品に1万円の価値があるとマジョリティが考えなかったからこそ、5千円になっているというだけではあるが。自分だけが1万円の価値があると思うから買ったし、1万円の価値があると思う人間だけがその商品を手に入れればよい、それが効率的な資源配分じゃないかなどとうじうじ考えてもどうしようもない。そんな程度の支出ですらグダグダ考えてしまうのだがら、もっと高額なグッズがどんどん値下がりするんじゃ、様子見はしてしまうのは仕方がない。とはいえそれはそれで逆オークション状態なわけで、あまり値下がりを待ちすぎると誰かに買われてしまって手に入らないということにはなる。結局、ある品物を買ったらその品物の価格情報はなるべくみないということで精神の健康を保つほかないんじゃないか。

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