「情報は1冊のノートにまとめなさい」に思うこと

ついに「情報は1冊のノートにまとめなさい　　100円でつくる万能「情報整理ノート」」（奥野宣之・Nanaブックス・1365円）を読みました。今使っている手帳は高橋書店のリベルデュオ1（630円）という1ヶ月単位の見開きスケジュール帳がメインの、メモが20ページ程度おまけである薄いもの。加えて雑記帳としてスリムB5ノートを使っているくらい（今のメモのペースだと年3冊程度の費消）。本書のような2週間から1冊でノートを使い切っていく激烈なメモ魔経験から遠ざかっており、私にとってはそのうち役に立てたいという程度の話ではある（今のところは）。でもアイディアが多く、色々試してみたいと思わせるところがある。

主眼が情報管理／発想法であり、”手帳／メモ・ノート術が生活を変える”の類いの大風呂敷を広げない点は信頼が持てる。
読んでうれしかったのが、「風呂のなかでメモ」（157－160ページ）で、三菱鉛筆の「パワータンク」（とLIFEの「耐水メモ帳」）を取り上げているところだ。
この「パワータンク」という加圧式ボールペンは便利で、かつて私がハードな環境下で使っていたジェミニ計画だかで使うために考案されたスペースペンだかゼログラビティとかいうボールペンと同じように私の蛮用に耐えている。パワータンクは近所で1本165円で売っており、1本2500円もするゼログラビティより無くした時の心理的打撃が格段に緩和されている。安いから家のさまざまな場所に分散配置することもできる。
ただ0.7ミリと1ミリをテキトーに買ってきてしまったので統一すれば良かったと悔いている。
いきなり太い字が現れて驚くことがある。

いろいろ面白かったから「読書は1冊のノートにまとめなさい」も読んでみます。