kosakuの雑念

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終戦についてのあれこれ

2011-08-19 12:12:21 | 日記
録画しておいた池上彰の番組をみた。
テレビ東京の終戦と戦後の復興がどうたらというやつ。
天皇の聖断により、日本は救われたとかなんとかやっていた。
天皇に何らの責任も負わせないという切り口だとああいうストーリーになるのか。
戦後の復興の経験が今回の震災からの復興に役に立つのではないか的なやや強引な感じは否めなかった。
数千万人が死んだであろう戦争と、2万人が死んだと思われる震災をくらべるのは無理がある。
戦後の食糧不足の話にしても、では実際どれだけ餓死者が出たのかとかいう話もない。
ほとんどいなかったはずだが。
闇市というのがあり、相当に不利な取引にて食べ物を調達できたという話はよく聞くのだが、しかしそれ自体としては生産活動ではないので、ようは時機に乗じて出し惜しみというか隠し持っていた人達がいたということなのだが、なんかその辺も追及しないし、まあ事情は分かるのだけど、戦後から60年以上も経つのだしいいんじゃないか?やっぱだめか。
歴史についてあれこれたられば的思考を巡らすのは面白いし、何らかの計略があってそれが今に繋がっているという考えも面白いのだが、アメリカの占領政策にしたって確固たる思想があったようにも思えないんだけど。
偶然ばかりでもないし、必然ばかりでもない。
日本の終戦処理がグダグダだったせいで朝鮮半島は分割され、それが数年にして朝鮮戦争を引き起こした。
しかし、朝鮮戦争がなければ先進国としての日本はありえなかった。
このくらいでもほとんど偶然ばっかりのような気がするが、予測していた人達もいたんだろうか。
まあ、番組の内容と全然関係ないが。


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