kosakuの雑念

英語とか読書とか覚書メモとか思ったことなど

「”司法試験流”勉強のセオリー」を読む

2012-04-23 11:39:09 | 日記
伊藤真著、2012年
NHK出版新書(こんなレーベルあったのか)
まえにテレビの「仕事学のすすめ」という番組で著者の話が面白かったので、お布施的意味で購入。

勉強の方法に関する本もいろいろ読んできたが、社会人の勉強法としては2つくらいしかポイントは思いつかない。
ひとつは、覚えることを絞り込む(できれば1割くらいに)。
もうひとつは、参考書選びに時間をかけない。
(ながなが立ち読みしない。買ってみてフィーリングが合わないものは処分)
そんなとこだろうか。

そういう観点からするとこの本はあまり役に立たないような気がする。
この本は覚え方などを工夫するやり方については詳しいが、何を覚えるべきかまでは教えてくれない。
そんなものは個々人の事情により違うので当たり前だが。

覚えることを絞り込むとはいっても、むしろ日本の本の場合は読者が補足をしなければならない場合がほとんど。
アメリカの教科書のように膨大な量から取捨選択をするという具合になっていない。
学習者も教師も自分で工夫して何とかしてしまう伝統なのだろう。
仕事場のマニュアルも実際にはヒント集や心構え集であるし、そもそもマニュアルという言葉の使われ方が曖昧だ。
まあカタカナ語は、むしろ意味を明確にしたくない場合に用いられるのが常だが。
そんなテキトウな会社なり社会だから自分が生きていけるのも事実(笑)





最新の画像もっと見る

コメントを投稿