kosakuの雑念

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銀行口座の紙の通帳有料化についての感想

2022-02-01 11:00:44 | 日記
銀行口座を新しく開設した場合、今まで通りの紙の通帳を発行してもらうと、発行手数料なり年間利用料などが発生する流れになっているようだ。
新規の場合なのだから、ある程度社会に出た人は関係ないとも言えるが、これから新しく働くことになる人たちはインターネット前提なので、事実上選択肢が狭められるのは気の毒である。

中小企業に勤めていた人あるあるネタになってしまうが、中小企業というのはメインバンクが資金繰りの都合で何回も替わる場合があって、私が勤めていた会社のひとつが正にそれで、都市銀行になったり信用金庫になったりを繰り返し、その都度給与振込口座が替わるので、どんどん口座が増えていった。
近年は銀行の統廃合がすすんだので、勝手に口座が少なくなっていったが、たくさん口座を持っている人は別に作りたくて作っているわけではなくて、ほとんど会社都合であると思う。
その会社に勤務している間は、勤務先の近所にその指定先の銀行信金の支店などがあるから、自分が住んでいる場所の近くになくても、まあその辺は会社に協力してもいいかなと思って心理的には折り合いをつけてはいるが、、、、とはいえ給与振込先口座が安定していないので、光熱費電話代などの引き落とし口座はどうしても別に保つ必要があって面倒は面倒ではある。
問題はその会社をやめたときに、不必要に増えた口座をどうするかということで、一応は残高のある通帳が積み上がることになるわけだ。
紙の通帳有料化をすれば、放っておいても千円未満の残高の口座は2年程度で抹消されることになるから、良いのではないか。
もちろんそれはこれからの人の場合であって、まだまだ休眠口座を消していくには時間がかかるだろうけれども。
もっとも、残高は一度きちんと確認したほうが良い。
前にとある地方銀行の口座を確認したらなんと2万円以上残っていたことがある。
短期バイトをした先がどうしても(全然利用していなかった)その地方銀行を給与振込先にしてくれというから、偶然わかっただけなのだが。

それはともかくネットのコメントをみていたら新規口座開設の場合紙の通帳を有料化していくという記事に「もう解約する」とか怒りのコメントが並んでいたのだが、記事の内容すらロクに読んでいないコメントが結構多くてあきれた。

ネットの記事そのものが、たいてい紙媒体のダイジェスト版であるのに、そのダイジェスト版すらまともに読んでいないのだから、いったい全体どういう仕事をしてきた人たちなのだろうかと考え込んでしまった。