画寫庵Progressive

松平惟光の写真日言己巾占。

機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 9~10巻

2005年09月20日 | 西洋鏡・紙魚手帖

順調にTVシリーズのエピソードを(ヌケもあるけれど)こなし
スレッガー中尉が登場したところで突如過去篇に突入。
シャア・セイラ篇と名打たれたこの2巻は
ザビ家の支配の始まりとキャスバル・レム・ダイクンが
いかにして「シャア」になったかが描かれるオリジナルストーリー。

えー正直、ガン●ム▽ースという雑誌の生命が
このオリジンが終わってしまうと危ういんではないかと
思ったりするわけで
んで、これは延命措置なんかなーと思っていたんですが
いや、そういう点もあると思うんですが
しかしヨゴレタカンガエを持った目で見ても
この物語は非常に面白いのです。

基本的に支配階級における陰謀の話なので
戦争と巻き込まれる一般市民という
ガンダムの基本テーマは抑え気味なのですが
それはそれで、話も実によく出来ているし
若き日のランバ・ラルの活躍(ハモンさん付き)も
実に良いのです。

ちなみにこれが終わった現在、雑誌上では
シャア・ガルマ篇を連載中。

いまTVシリーズのエピソードタイトル一覧を見てみたら
ククルス・ドアンの島とミハル編がオリジンでは
スッ飛ばされているのですね。
うーん。
ミハル編は映画にも採用されていたし
これがないとカイがフツーにイヤミな奴で終わってしまうので
ホワイトベースが地球を離れる前に
なんとかやってもらえないものかと
編集部のガンバリに期待してみたりもするのですが。


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