今日は「ガガイモ」を求めて、登ってきました。
まず、5年ほど前に見つけた群生地に行ってみました。期待にたがわず、
どの子を撮ろうかと迷うほどの開花振りに、思わずニヤリ、、、。
ガガイモ(ガガイモ科)つる性の多年草。
毛がいっぱい生えた星形のグロテスクなガガイモ君、実は日本神話にも
登場する植物なのです。
種子が舟の形をしていて、中に綿毛が詰まっています。実が割れると風
に乗って飛んでいき、子孫を残します。
昔は綿のかわりにこの綿毛を利用して針刺し、枕、朱肉などに使われて
いたそうです。
葉や茎に傷をつけると、白い液が出るところから
「乳草」や「草綿」の別名もあります。
ヌスビトハギ(マメ科)
ヤブヘビイチゴ(バラ科)花と果実。
ノブドウ(ブドウ科)
ブルーの実が一つあればよかったのですが…。
アキカラマツ(キンポウゲ科)
キンミズヒキ(バラ科)
麓では花期が終わってしまったオニユリですが、
ここ980㍍付近では見頃!
ミヤマタニソバ(タデ科)
花が小さく(直径2~3㍉)撮るのに一苦労。
ツチアケビ果実。
マネキグサ(シソ科)
ツチグリ(ツチグリ科)
ツチグリが頭を覗かせました。が、この状態から開くまでが
長くかかるんですよね。
フクロツチガキ(ヒメツチグリ科)
アカバナ(アカバナ科)
モミジガサに、何かがぶら下がっていますよ??
おっとっと、サワガニ君に威嚇されました。
サワガニは日本固有種で、淡水性。夜行性ですが雨の日や、雨後には
日中でも川から出て、登山道を散歩している姿をよく見かけます。
綺麗な水にしか住みませんので、水質階級Ⅰの「指標生物」になって
います。
と言うことは、金剛山の水はきれいだと言うことですよね。
これはなに?
正体は「ルリタテハ」の幼虫です。
毒をもつ毛虫・イガラに似せて擬態しているのです。
このルリタテハの幼虫には毒はなくユリ、ホトトギス、
サルトリイバラ、ヤマガシュウなどの葉を食べ、成長
していきます。
(この幼虫は、サルトリイバラの葉を食べています)
※モミジガサの昆虫は「ナナフシ」でした。
(2015・8・20)
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