一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

7月17日と18日新穂高ロープウェイに乗って西穂高岳へ 二日目 

2010年07月21日 | 北アルプス
朝4時に起き出して遠く八ケ岳の上の雲がピンク色に朝焼けする様を見てから、朝食の支度をしお湯を沸かして乾燥味噌汁とパンを食べる。



立科町の味噌蔵酢屋茂の乾燥味噌汁は高いが山行にはもってこいで大変美味く、もうこれで無くなったのでまた買いに行かなければと思う。

着替え類をサブザックに入れて小屋に置き、西穂高岳目指して出発する。

丸山手前から森林限界を超え、快晴の中、あらゆる山が見え眼下に雲海広がる上高地が見渡せた。

段々、岩場になり乗り越えていくと沢山の人が休憩している独標に到着。



そこから西穂高岳へのルートを確認するが、いきなり垂直に思えるような下降をしてからピラミッドピークに向けて急登となっているのを見ると正直びびりだしてきて、先へ進むのを躊躇したが3人ほど進んで行ったのを確認してから意を決して進む。

見た目よりは実際歩いてみると恐怖感は薄れていたが、時折クサリも無く慎重に通過しなければならない所もあった。

そうこうする内ピラミッドピークに到着、後は惰性で西穂高岳に向けてルートを外さないように矢印やマークの指示通り通過し、やがて西穂高岳山頂に到着した。



この西穂高岳へのルートは昨年登った剱岳より難しいように思えたのは権現岳での滑落が尾を引いているのかなと思う。

賑わいのある山頂を少し離れて、ゆっくりと休憩することにしてお茶を飲みオニギリを食べて寛いだ。

遠く八ケ岳の右手に富士山、そして南アルプスから中央アルプス、手前噴煙の見える焼岳が近くに見え、その向こうに乗鞍岳と御嶽山、そして裾野の広い白山、手前に笠ヶ岳から連なる山々の右手に槍ヶ岳が見え、この山頂から派生する登山道を目で追うとジャンダルムと尖った奥穂高岳、そして前穂高と続く吊尾根があり、眼下には梓川が流れる上高地が良く見えた。


この日は高気圧が張り出していたようで、登山冥利に尽きる最高の眺望を満喫することが出来た。

新穂高ロープウェイの裾野と西穂口駅や西穂山荘が見え、歩いて来たゴジラの背のようなルートも良く見えた。


山頂でのんびりした後下ることにして、往路を慎重にゆっくり下り、独標でまた休憩した。
独標の下り辺りから随分登ってくる人が増えてきた。

丸山辺りまで来ると観光客然とした格好の人達も随分増え、登ってくる人達を避けながらようやくのこと西穂山荘に下り着いた。

小屋前のベンチでラーメンを炊いて食べ、ロープウェイ乗り場へと下山した。

帰路、荒神の湯という温泉に立ち寄ったがあまりにもあっけなかったので、阿房トンネル手前にある、ひらゆの森へ行った。

ただ連休の中日だったので多くの人が押しかけていてあらゆる他府県ナンバーの車で駐車場も満杯になっていて、係りの人も殺気立った雰囲気で整理にあたっていた。

温泉内も人が一杯だったが白濁した温泉を満喫できた。

ひらゆの森から帰路、松本市内に入るのに渋滞になって遅くなったので、遅れついでに前から気になっていた中華で、穂高にほど近い可京に行って名物のギョーザと馬のもつ煮の定食を食べて佐久へと帰った。

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