一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

思い出の山行7 白馬岳

2015年11月11日 | 思い出の山行
此間の日曜日は一日中冷たい雨が降っていたので山にも行けず自転車にも乗れず自宅で仕方なく過ごした。
その鬱憤を晴らすつもりで長野での単身赴任していた頃の山行した画像や当時時間もたっぷりあったのでマメに記録していた登山日記を読んで振り返った。
単身赴任した翌年2007年10月6日と7日の土日に大雪渓を歩いての白馬岳に登り白馬山荘に泊まったのが初めての山小屋泊まりで夕方の雲海、夜の満天の星空や朝焼けを満喫出来たのだった。
土曜日3時過ぎに佐久を出て一路白馬を目指し、5時半白馬の登山口の猿倉に到着。
6時から登りだし大雪渓を目指す。
7時頃に白馬尻に到着しいよいいよ大雪渓にとりつく。



実際に雪渓の上を歩いてみて、この雪が夏も融けずに残っている万年雪かと思うと感慨深いものがあった。
雪渓の上には落石した大きな岩や石があちこちにとどまっていた。
雪渓上の落石は音も無く落ちてくるとのことで上を見ながらの雪渓越えとなった。
気温もそれほど低くなかったのでカチカチになっていなくてアイゼンを着けずに登ることが出来た。









猿倉出発時点の天気はどんよりと雲がかかっていたが予報では晴れ、登るにつれてだんだん雲が切れて青空が広がりだし、いかにも秋の空といった雲が出て爽快な気分になり登るしんどさも癒してくれた。







上部の小雪渓にはあまり雪も残っていなくてほどなくして白馬村営小屋に到着。
上の山荘よりこちらの小屋のほうが食事が良いとのことだったが、やはり初めての山小屋伯になるので白馬山荘に向かう。
村営小屋からすぐにのびやかな広々とした稜線に出て気持ちの良い登りとなる。





しばらく歩き11時40分に白馬山荘に到着。



時間は早いのでベンチに荷を下ろしてゆっくりカップ麺とオニギリの昼食を摂り宿泊手続きをする。
荷物を部屋に置いてから山頂へと向かい1時半に到着。
山頂に据えてある方位塔を見て、新田次郎の強力伝に書かれていたものがこれかと感心する。
山頂でのんびり過ごしていると一人の人と話をすると今は東京だが大阪にも住んでいたとのことでいろいろ話をして過ごした。



眼下に登ってきた大雪渓や日本海の能登半島が見えて山頂の景色を満喫することが出来た。



夕食後外に出て寒さを堪えながら陽が沈んでいくのや星空を見て過ごした。





山小屋の部屋は6人の相部屋で東北から来られた人や東京の人や全員が単独行で山談義に話が弾んで楽しかった。
部屋の人たちは翌日の下山は栂池に行くか大雪渓を下るとのことだったが、こちらは一つの目的にしていた白馬三山を歩き鑓温泉に入って下山することにする。
清々しい朝6時前に杓子岳を目指し出発。



杓子岳の山頂は踏まずに巻道で鑓ヶ岳へと向かう。



稜線歩きは何とも言えず気持ちが良くて振り返ると非対称の白馬岳が朝日を浴びて青空に映えていた。



気持ちの良い稜線歩きもやがて鑓ヶ岳山頂に到着ししばし休憩する。



山頂から花崗岩の白い石を踏みしめながら下り稜線の鞍部で大出原へと進路を変えて下っていく。







途中綺麗な草紅葉が見れて白色の山肌との景観にしばし見惚れる。









やがて森林限界上から灌木がある高度まで下るとほどなくして一つの目的であった鑓温泉に到着。



鑓温泉はこれからの雪に備えて数人の人工が小屋を解体していて営業はしていなかったが温泉には好きなだけ浸かって良いとのことで白馬山頂で話をした人やこちらに下山した人達で湯に浸って極楽気分を味わった。





ゆっくり浸かりすぎたのでそれからの下山は疲れが出たのと晴天で気温もぐんぐん上がり持っていた水が足りなくなってやっとのことで2時過ぎに猿倉に着いた時は喉がカラカラで売店でペットボトルの水を2本飲み干したのだった。
猿倉からは大阪に住んでいた人ともう二人を車に乗せてJR白馬駅へと送り別れ、第一温泉に行って汗を流していると同部屋だった山形の人や東京の人が栂池から下山し電車に乗るのに汗臭さを流しに来たとのことで時間が無いとのことで慌てて出て行った。
白馬からはゆっくり佐久へと帰り新そばを食べてアパ-トに帰ったのだった。











コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 思い出の山行6 浅間山と黒斑山 | トップ | 2015.11.15 ツツジオ谷 千早... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

思い出の山行」カテゴリの最新記事