49号■こならの森49号■1992.5発行
表紙「やぐるま=民家=黒袴町」
目次
………………………
2… 結婚
3…18 特集「ケーブル」
19…ミステリーワールド
20…全面広告「ニュージーランド留学」
21…佐知倶楽部
22…カラムコラム・街角の肖像
23…モータースポーツ
24…圭吾の歳時記・きれい瞬間
25-28情報コーナー
29…映画情報/本10
30…書評・絵本紹介
31…協賛店MAP
33…こならの森から~
………………………
【本文抜粋記事】
特集
佐野発信
ミニテレビ局とは?
インタビュー
【 開 局 】
■いよいよ今年の7月に佐野にケーブルテレビ(SCTV)が開局という事ですが、工事などの進みぐわいはどうでしょうか。
現在は幹線ケーブルの工事をしており、6月からは第1期工事エリアで試験放送を開始します。パンフレットの記載よりは早まって、第二期工事エリアが93年の1月、第三期工事エリアでも93年の7月終了予定です。 第三期工事が終わると、佐野市の人口の約七割までカバーすることになります。
■この地域以外で加入したいという場合はどうでしょうか。
その場合は当面待って頂くしかないんです。とういうのは、そのエリアは郵政省の認可を受けたものですから勝手にこれから出る訳にはいかないんです。ですから、区域外の場合は新たに郵政省の認可を受けて、事業エリアとして認定されないとケーブルを引くことができないんです。
■将来的には全市カバーですね。
それが最終の目標となります。
【 メリットはあるのか? 】
■加入することに対するメリットというのは何かあるんでしょうか。
最大のメリットというのは、今まで見ていたNHKや民放などの地上波とBS放送、さらにケーブルテレビならではの映画や音楽、ニュース、スポーツなどの専門チャンネル(自主放送)が、アンテナなしで見られる。また、チャンネルは全部で27もありますから、自分の好きな番組を、自分が見たいときに見られる、ということです。
将来的には、自主放送のチャンネルを充実していくということですね。そして加入者の希望によって順次増やして行くということです。
【 地域との関連性 】
■その自主放送チャンネルの中に、『コミュニティチャンネル(佐野市内の情報、話題)』とありますが、内容はどういったものなんですか。
自主放送と呼んでいるのは(通常の放送は再送信と呼んでいるわけですが)ケーブルが独自に選択出来るチャンネルなんですね。それを自主放送と呼んでいるわけです。その中にコミュニティチャンネルというのが含まれているわけです。ですから、コミュニティチャンネルは自主制作番組ということになるわけですね。
都市型CATVを開局する場合には、この地元のチャンネル、コミュニティチャンネルを設けるということが義務づけされているわけですね。
簡単に言うと、東京の大きな民放があってその下に県域のテレビがありますね。それをまた小さくしたようなテレビ放送という感じですね。ミニ・テレビ局といってもいいですね。ですからあくまでも取材対象は、佐野市内に限定された内容です。
■具体的にはどういった内容になるんですか。
まず、いろいろなイベントの取材ですね。これからですと、人形祭りですとか、七夕祭りといったものですね。それから、町内会単位で昔から続いているお祭りがあるとか、子供達が田植えをしているとか、夏休みに花火大会とか、おもしろいことをやっているとか。本当に身近かな所までカメラをもっていって、日常生活を映し出す…ということです。
■「見る、佐野広報」ですか。
そうですね、広報であって、また、一般の人も気軽に参加できる番組を作りたいというのが基本です。
取材に行くばかりではなく、こういったことを取り上げてほしいというような、情報も受付ますので気軽に連絡してほしいですね。
たとえばのど自慢大会とか、アマチュアコンサートとか……、そうした開かれた番組をやっていきたいんです。
■アメリカなどは先進地なんでしょうか。
アメリカもそうですが、ヨーロッパなどでは、9割近くまで普及しているところもあります。日本ではまだまだなじみがないですね。
都市型CATVエリアというのは、通常のテレビも支障なく見られる地区です。ですから、それにプラスしてより多くのチャンネルを楽しんでもらおうという主旨なんです。娯楽性や情報社会の先取りみたいなものですね。CNNニュースや天気予報などは二十四時間見られます。
■一番気になるのは、その画質なんですが、今までのアンテナ受信と比べてどうなんでしょうか。
もう、はるかに高画質なんですね。個人でアンテナを立てて受信していると、建物やその他の影響を受けますし、第一アンテナの高さが高くありません。それに正確に東京タワーの方向を割り出してアンテナを立てているわけでもないんですね。
それに、1から12チャンネルまでというのは、周波数帯にだいぶ開きがあります。それを一本のアンテナでカバーするのですから、チャンネルによって画質の違いが表れてきます。衛星放送にしても、個人のパラボラアンテナは、せいぜい50センチほどです。
ケーブルテレビでは、その微妙な電波を大型で高性能の業務用アンテナで受信し、常に最良な状態に調整して流しますから、安定した高品質な画像が得られわけです。本当に、手前みそでなく、見違えるようになるんです。モニターも設置しますので一度見にきてほしいですね。
■そのほかのメリットはなんですか。
最大は、先程もいいましたが、佐野市内の情報が瞬時に映像として分かるということです。今までは、活字でしか入って来なかったものが、日常的に視覚的に入ってくるわけです。
そして、番組内容がだんだん充実してくれば、7時のニュースを見るより先に、「佐野市内のニュースを見る」というようになると思います。
コミュニティチャンネルをみないと明日の朝、町の話題についていけない、というような番組になれば最高ですね。
今のところは、市役所とか商工会議所といったところだけですが、生中継も出来るような設備も整っています。
【 将来の展望 】
■将来的にはどのような展開になるのでしょうか。
いろいろな番組の充実はもとより、コミュニティチャンネルの充実ということに重点を置いていきます。
■情報の受け売りだけでなく、こちらから情報を発信するということですか。
そうですね、それからケーブルテレビというのは非常に公共性が強いものなんです。一つの自治体に一つの会社しか認可にならないんです。ですからこれは市民の会社であると考えて頂ければいいんですね。
■栃木県では何番目くらいの開局になるのでしょうか。
三番目ですね。一番最初が栃木市で、去年の10月です。二番目が宇都宮市です。これは今年の4月です。そして、佐野が三番目で7月開局というわけです。都市型ケーブルテレビというのは全国で130くらいあります。ですから、佐野などは非常に恵まれているということがいえますね。他では得られない情報が入ってくるわけですからね。
■本当に、情報の先進地ですね。
コミュニティチャンネルを充実していけば将来は、ここが情報発信源となり、まちおこしや町の活性化までも刺激していけると思います。
■そのためには、多くの人がケーブルテレビというものを知って、理解してもらうということが大事なわけですね。
そうです。そのためにも、一人でも多くのひとがケーブルテレビの加入者になってもらいたいと思います。
開局と同時にこのスタジオを初めとした局の施設を積極的に解放し、放送センターにはモニターテレビを設置しますので、多くの方に利用して頂きたいですね。
ここだけの話ですが、一番有利な加入の仕方は、一台とにかく一つのテレビにコンバーターをつけ、その他のテレビはコンバーターを配さずにケーブルテレビの映像を見るという方法です。この場合は、(コンバーターがついていないテレビも)ケーブルの画質で1から12までのチャンネルと、テレビ埼玉、テレビ群馬が見られ、セントギガの放送も楽しめます。
そして、コンバーターは一つですので月々3000円でいいんですね。
それから、加入金が5万円で(標準)工事費が3万円、合計8万円というと随分高いように思いますが、今、衛星放送を見るためにパラボラアンテナを立て、チューナーなどをそろえ、工事費をたすとやはり8万円くらいにはなるんですね。
月々3000円の出費というのも高いような気がしますが、一日ですと100円です。映画の好きな人でしたら、すぐに元は取れる数字だと思います。
また、最新の洋画や邦画がいち早く見られるのも魅力なんです。
現在放映している民放というのは総合娯楽チャンネルなんですね。野球あり、お笑い番組あり、ドラマあり…。その点ケーブルテレビは全くの専門チャンネルなんです。それも番組によっては、二十四時間フルに映像を流しています。お天気チャンネルにいたっては、全世界の天気から佐野市内の天気まで映し出されるのです。 これからゴールデンウィークに入るわけですが、ケーブルテレビは簡単にできる、家族サービスともいえるんですね。
■地域住民の情報をいち早く知られるという点が一番有利なのではないでしょうか。
そのためにも皆様からいろいろな情報をお寄せくださいということなんです。
【 統一経済圏でのネットワーク化は? 】
■両毛五市とかいった、ケーブルテレビ同士の情報交換といったことはどうですか。
残念ながら両毛五市では、まだ佐野にしかないんですが、今後は足利、館林などと増えてくると思います。そうしたら、このコミュニティチャンネルのソフトの交換とか、あるいは何かテーマを決めて両毛五市が共同で一つの番組を作っていけたらいいわけです。この地区の歴史を紹介するのでもいい。
■各地に点在する、田中正造の軌跡を持ち回りで追ってもいいですね。
そうですね。ですが、そういったことを一つのケーブルテレビでやろうとすると、スタッフも足りないし、機材も足りない。ところが、五市がスタッフを出し合って共同でやろうと思えば、それなりのものが出来上がるんです。中継車なども共同で購入してもいいわけですから、県域のテレビ局に匹敵するくらいの事が出来るんです。
ニュース性や話題性のある講演会などの中継もやっていく予定です。文化会館などにも、有名な講師が来ますが、都合でいけない人もいることでしょうから、そういったものも収録していきたいですね。佐野市主催の公共性が強い企画などは、もっと広く知らせていくことが大事だと思います。文化会館の大ホールで行っても、1200名しか入場出来ないわけですからね。
■統一経済圏問題というのは、今注目を集めていますが、それが映像でつながってしまえば、一番いいというわけですね。
商工会議所なども、パソコン通信などで両毛五市をネットしているようですが、それよりもダイレクトにつながるようになるわけです。
また、両毛五市で情報交換の場に利用してもいい。佐野に住んでいると、足利であるとか、館林の情報がもっと知りたいわけですよね。すてきなお店がないかとか………。
■ケーブル回線にファックスなど他の通信回線を乗せということは出来るのでしょうか。
それは充分に可能ですね。栃木県内ですと、茂木に、これは難視聴型のものなんですが、ケーブルテレビ局があるんです。そこは加入率が99パーセントなんですね。そして、各家庭にファックスが送れるんです。
■栃木県では、栃木市のケーブルテレビが一番最初ということすが、そことの連携などはどうでしょうか。
ちょうど町の規模なども同じなので、いい関係です。ノウハウのやりとりとかも盛んにやっています。将来的には、栃木県内で協議会を結成して、お互いの連絡を取りたいですね。埼玉県あたりはもうできているんです。
本当にケーブルテレビというのは、いろいろな活用の仕方があるし、発展性もあるものなんです。
■うまく活用していきたいですね。
どうもありがとうございました。
表紙「やぐるま=民家=黒袴町」
目次
………………………
2… 結婚
3…18 特集「ケーブル」
19…ミステリーワールド
20…全面広告「ニュージーランド留学」
21…佐知倶楽部
22…カラムコラム・街角の肖像
23…モータースポーツ
24…圭吾の歳時記・きれい瞬間
25-28情報コーナー
29…映画情報/本10
30…書評・絵本紹介
31…協賛店MAP
33…こならの森から~
………………………
【本文抜粋記事】
特集
佐野発信
ミニテレビ局とは?
インタビュー
【 開 局 】
■いよいよ今年の7月に佐野にケーブルテレビ(SCTV)が開局という事ですが、工事などの進みぐわいはどうでしょうか。
現在は幹線ケーブルの工事をしており、6月からは第1期工事エリアで試験放送を開始します。パンフレットの記載よりは早まって、第二期工事エリアが93年の1月、第三期工事エリアでも93年の7月終了予定です。 第三期工事が終わると、佐野市の人口の約七割までカバーすることになります。
■この地域以外で加入したいという場合はどうでしょうか。
その場合は当面待って頂くしかないんです。とういうのは、そのエリアは郵政省の認可を受けたものですから勝手にこれから出る訳にはいかないんです。ですから、区域外の場合は新たに郵政省の認可を受けて、事業エリアとして認定されないとケーブルを引くことができないんです。
■将来的には全市カバーですね。
それが最終の目標となります。
【 メリットはあるのか? 】
■加入することに対するメリットというのは何かあるんでしょうか。
最大のメリットというのは、今まで見ていたNHKや民放などの地上波とBS放送、さらにケーブルテレビならではの映画や音楽、ニュース、スポーツなどの専門チャンネル(自主放送)が、アンテナなしで見られる。また、チャンネルは全部で27もありますから、自分の好きな番組を、自分が見たいときに見られる、ということです。
将来的には、自主放送のチャンネルを充実していくということですね。そして加入者の希望によって順次増やして行くということです。
【 地域との関連性 】
■その自主放送チャンネルの中に、『コミュニティチャンネル(佐野市内の情報、話題)』とありますが、内容はどういったものなんですか。
自主放送と呼んでいるのは(通常の放送は再送信と呼んでいるわけですが)ケーブルが独自に選択出来るチャンネルなんですね。それを自主放送と呼んでいるわけです。その中にコミュニティチャンネルというのが含まれているわけです。ですから、コミュニティチャンネルは自主制作番組ということになるわけですね。
都市型CATVを開局する場合には、この地元のチャンネル、コミュニティチャンネルを設けるということが義務づけされているわけですね。
簡単に言うと、東京の大きな民放があってその下に県域のテレビがありますね。それをまた小さくしたようなテレビ放送という感じですね。ミニ・テレビ局といってもいいですね。ですからあくまでも取材対象は、佐野市内に限定された内容です。
■具体的にはどういった内容になるんですか。
まず、いろいろなイベントの取材ですね。これからですと、人形祭りですとか、七夕祭りといったものですね。それから、町内会単位で昔から続いているお祭りがあるとか、子供達が田植えをしているとか、夏休みに花火大会とか、おもしろいことをやっているとか。本当に身近かな所までカメラをもっていって、日常生活を映し出す…ということです。
■「見る、佐野広報」ですか。
そうですね、広報であって、また、一般の人も気軽に参加できる番組を作りたいというのが基本です。
取材に行くばかりではなく、こういったことを取り上げてほしいというような、情報も受付ますので気軽に連絡してほしいですね。
たとえばのど自慢大会とか、アマチュアコンサートとか……、そうした開かれた番組をやっていきたいんです。
■アメリカなどは先進地なんでしょうか。
アメリカもそうですが、ヨーロッパなどでは、9割近くまで普及しているところもあります。日本ではまだまだなじみがないですね。
都市型CATVエリアというのは、通常のテレビも支障なく見られる地区です。ですから、それにプラスしてより多くのチャンネルを楽しんでもらおうという主旨なんです。娯楽性や情報社会の先取りみたいなものですね。CNNニュースや天気予報などは二十四時間見られます。
■一番気になるのは、その画質なんですが、今までのアンテナ受信と比べてどうなんでしょうか。
もう、はるかに高画質なんですね。個人でアンテナを立てて受信していると、建物やその他の影響を受けますし、第一アンテナの高さが高くありません。それに正確に東京タワーの方向を割り出してアンテナを立てているわけでもないんですね。
それに、1から12チャンネルまでというのは、周波数帯にだいぶ開きがあります。それを一本のアンテナでカバーするのですから、チャンネルによって画質の違いが表れてきます。衛星放送にしても、個人のパラボラアンテナは、せいぜい50センチほどです。
ケーブルテレビでは、その微妙な電波を大型で高性能の業務用アンテナで受信し、常に最良な状態に調整して流しますから、安定した高品質な画像が得られわけです。本当に、手前みそでなく、見違えるようになるんです。モニターも設置しますので一度見にきてほしいですね。
■そのほかのメリットはなんですか。
最大は、先程もいいましたが、佐野市内の情報が瞬時に映像として分かるということです。今までは、活字でしか入って来なかったものが、日常的に視覚的に入ってくるわけです。
そして、番組内容がだんだん充実してくれば、7時のニュースを見るより先に、「佐野市内のニュースを見る」というようになると思います。
コミュニティチャンネルをみないと明日の朝、町の話題についていけない、というような番組になれば最高ですね。
今のところは、市役所とか商工会議所といったところだけですが、生中継も出来るような設備も整っています。
【 将来の展望 】
■将来的にはどのような展開になるのでしょうか。
いろいろな番組の充実はもとより、コミュニティチャンネルの充実ということに重点を置いていきます。
■情報の受け売りだけでなく、こちらから情報を発信するということですか。
そうですね、それからケーブルテレビというのは非常に公共性が強いものなんです。一つの自治体に一つの会社しか認可にならないんです。ですからこれは市民の会社であると考えて頂ければいいんですね。
■栃木県では何番目くらいの開局になるのでしょうか。
三番目ですね。一番最初が栃木市で、去年の10月です。二番目が宇都宮市です。これは今年の4月です。そして、佐野が三番目で7月開局というわけです。都市型ケーブルテレビというのは全国で130くらいあります。ですから、佐野などは非常に恵まれているということがいえますね。他では得られない情報が入ってくるわけですからね。
■本当に、情報の先進地ですね。
コミュニティチャンネルを充実していけば将来は、ここが情報発信源となり、まちおこしや町の活性化までも刺激していけると思います。
■そのためには、多くの人がケーブルテレビというものを知って、理解してもらうということが大事なわけですね。
そうです。そのためにも、一人でも多くのひとがケーブルテレビの加入者になってもらいたいと思います。
開局と同時にこのスタジオを初めとした局の施設を積極的に解放し、放送センターにはモニターテレビを設置しますので、多くの方に利用して頂きたいですね。
ここだけの話ですが、一番有利な加入の仕方は、一台とにかく一つのテレビにコンバーターをつけ、その他のテレビはコンバーターを配さずにケーブルテレビの映像を見るという方法です。この場合は、(コンバーターがついていないテレビも)ケーブルの画質で1から12までのチャンネルと、テレビ埼玉、テレビ群馬が見られ、セントギガの放送も楽しめます。
そして、コンバーターは一つですので月々3000円でいいんですね。
それから、加入金が5万円で(標準)工事費が3万円、合計8万円というと随分高いように思いますが、今、衛星放送を見るためにパラボラアンテナを立て、チューナーなどをそろえ、工事費をたすとやはり8万円くらいにはなるんですね。
月々3000円の出費というのも高いような気がしますが、一日ですと100円です。映画の好きな人でしたら、すぐに元は取れる数字だと思います。
また、最新の洋画や邦画がいち早く見られるのも魅力なんです。
現在放映している民放というのは総合娯楽チャンネルなんですね。野球あり、お笑い番組あり、ドラマあり…。その点ケーブルテレビは全くの専門チャンネルなんです。それも番組によっては、二十四時間フルに映像を流しています。お天気チャンネルにいたっては、全世界の天気から佐野市内の天気まで映し出されるのです。 これからゴールデンウィークに入るわけですが、ケーブルテレビは簡単にできる、家族サービスともいえるんですね。
■地域住民の情報をいち早く知られるという点が一番有利なのではないでしょうか。
そのためにも皆様からいろいろな情報をお寄せくださいということなんです。
【 統一経済圏でのネットワーク化は? 】
■両毛五市とかいった、ケーブルテレビ同士の情報交換といったことはどうですか。
残念ながら両毛五市では、まだ佐野にしかないんですが、今後は足利、館林などと増えてくると思います。そうしたら、このコミュニティチャンネルのソフトの交換とか、あるいは何かテーマを決めて両毛五市が共同で一つの番組を作っていけたらいいわけです。この地区の歴史を紹介するのでもいい。
■各地に点在する、田中正造の軌跡を持ち回りで追ってもいいですね。
そうですね。ですが、そういったことを一つのケーブルテレビでやろうとすると、スタッフも足りないし、機材も足りない。ところが、五市がスタッフを出し合って共同でやろうと思えば、それなりのものが出来上がるんです。中継車なども共同で購入してもいいわけですから、県域のテレビ局に匹敵するくらいの事が出来るんです。
ニュース性や話題性のある講演会などの中継もやっていく予定です。文化会館などにも、有名な講師が来ますが、都合でいけない人もいることでしょうから、そういったものも収録していきたいですね。佐野市主催の公共性が強い企画などは、もっと広く知らせていくことが大事だと思います。文化会館の大ホールで行っても、1200名しか入場出来ないわけですからね。
■統一経済圏問題というのは、今注目を集めていますが、それが映像でつながってしまえば、一番いいというわけですね。
商工会議所なども、パソコン通信などで両毛五市をネットしているようですが、それよりもダイレクトにつながるようになるわけです。
また、両毛五市で情報交換の場に利用してもいい。佐野に住んでいると、足利であるとか、館林の情報がもっと知りたいわけですよね。すてきなお店がないかとか………。
■ケーブル回線にファックスなど他の通信回線を乗せということは出来るのでしょうか。
それは充分に可能ですね。栃木県内ですと、茂木に、これは難視聴型のものなんですが、ケーブルテレビ局があるんです。そこは加入率が99パーセントなんですね。そして、各家庭にファックスが送れるんです。
■栃木県では、栃木市のケーブルテレビが一番最初ということすが、そことの連携などはどうでしょうか。
ちょうど町の規模なども同じなので、いい関係です。ノウハウのやりとりとかも盛んにやっています。将来的には、栃木県内で協議会を結成して、お互いの連絡を取りたいですね。埼玉県あたりはもうできているんです。
本当にケーブルテレビというのは、いろいろな活用の仕方があるし、発展性もあるものなんです。
■うまく活用していきたいですね。
どうもありがとうございました。
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