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東武佐野線沿線CITY-GUIDE 〔カテゴリーからお入り下さい〕

こならの森 48号

2008-04-08 | 創刊~100号
       ■こならの森48号■1992.4

表紙「東光寺の桜」

目 次

2… 結婚
3…6 特集「国際交流」
7…16 「バナナ白書」  
17…20 世界の料理
21…トピックス/インホ92
25…映画情報/本10
26 情報コーナー
27…モータースポーツ
28…書評・絵本紹介
29…カラムコラム・街角の肖像
30…青春の断想・きれい瞬間
31…協賛店MAP
33…こならの森から~

【本文抜粋記事】

 特集「国際交流」

 国際交流については、こならの森でも創刊当時から何度か取り上げて来たことだが、今回も少し特集してみたい。
 こならの森の過去の記事で参考になったのは、インタビュー・地域社会を考えるの中のある人のこんな言葉だろう。
 「少なくても、いえるのは、姉妹都市を結ぶ事じゃないですよ。あれは国際化じゃない。年に一回くらい交流があって、市役所にいくとお互いの国旗なんかがある。これはまだ、幕末のやっと開国したころの使節団です」(こならの森37号より抜粋)
 また、外国人労働者については、「本音と建前が違っている。」その本質は、異なるものを内に入れられるかどうかだとも指摘している。そして、国際化とは、お互いの違った@文化@を認めあう事だと結論している。
 ここ数年の急激な外国人の増加と、そこから起こる多くの諸問題……偏見・差別、言葉・文化・習慣の違いによるトラブル、犯罪・デマ等を耳にすることが増えて来ている。そんな現状か
ら、そうした偏見を少しでも減らし、@外国人@ではなく@隣人@として、身近にいるさまざま国の人達と知り会いたい、同じ立場の話相手がほしい。と、このほど民間の国際交流の会が発足した。
 たみの会の「たみ」とは、いろいろな国の民(たみ)から命名したとか。
 目的は、「外国を知ることから、日本を知る」「佐野に住んでいる日本人および外国人がお互いを理解しつつ気持ち良く暮らしていけるような方法を考え出来ることから少しずつ始めていく」といったところだそうだ。
 会としては堅苦しく考えず、数カ月に一度の割りで自分たちが楽しめる交流会をもち、佐野周辺に住む外国人の医・衣食住や法律などのこまやかな情報交換の場として利用していきたいという。発足したといっても、発会式とうの式も宣言も無く、各人が持ち寄ったお国自慢の手料理食べながら、和やかなうちに始まった。まず自分達が楽しくなかったら会としては長続きしないということだ。
 また、言葉のネットワークを作り、活用法については検討が必要だが、通訳が必要なときは手助けできるような体制を作りたいともいう。
 その他として、行政への呼びかけ、講演会・バザー・ガレージセールなどの催し物等も企画している。
 会員は、佐野近辺にすむ外国人はもとより国際問題等に関心のある人ならだれでもOKだそうだ。
 それに先立ち会を代表者して何人かが、市長との対話の日を利用して、いくつかの要望を出している。
 それは、外国人のための総合的な窓口(国際交流課)の設置。一般生活上のガイドブックの作成。(すでに、真岡市等では、四カ国語によるガイドブックが出されている)外国人による日本語講座、日本人のための外国語講座。通訳ボランティアのネットワーク体制作り。交流の場作り、などだった。 それに対する市長の回答は、対応が迫られていることは認識しているが、国際交流課の設置は考えていない。今後は、民間と市とによる国際交流協会を設置し、『英語圏』の国の市と姉妹都市を結ぶ予定であるとのこと。


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