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東武佐野線沿線CITY-GUIDE 〔カテゴリーからお入り下さい〕

こならの森147号

2008-05-19 | 101号~200号
       ■こならの森147号■2000.7発行
表紙 「三滝 」

C・o・n・t・e・n・t・s

■こならの森8月号■

3p としこの巻頭詩
4p やんばる
5p 結婚 古橋さん夫妻
6p-9p JC通信
10-13p ドライブガイド 「海野宿」
14-17p 不透明な街
18p 風の独り言
19p お店紹介
20p (新)やぶいしゃのひとりごと
21p 書評・絵本紹介
22-25pインフォメーション98
26-27pクイズ/タウン情報
28-29p 協賛店・MAP
30p こならの森から

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【本文抜粋記事】
日帰りドライブガイド
「海野宿」
 佐野の例幣使街道もかつてはこうした町並みだったのだろうと思わされる海野宿。
 よくぞ今まで保存されて来たものだなと感心する。それも、人々がそこで生活しながらであるから本当に恐れいる。
 国道18号線を上田方面にいき、東部町役場前を左に入って行くのだが、大袈裟な看板がないので、前から気をつけていかないと通り過ぎてしまうかもしれない。
 夏の観光シーズン中は、車での走行ができないが取材に訪れたときは期間外で、車を運転しながら、昔に返って駕篭に乗ってという気分の走行ができた。だが、ゆっくり走っていると、後ろから車が来てしまい「のんびり」もほんの数分だった。しかし車で走っていてもその街道沿いの距離の長いこと、想像を絶する。
 車という現代的な文明の利器と、江戸時代から変わらぬ流れ行く通りの風景とのミスマッチがまたたまらない。パノラマ映画館にいるか、はやりのバーチャルリアリティ体験のようだ。唯一違うのはそれが実写(実体験)ということであろう。
 入り口と出口付近には、桝形(食い違い)がある。ここで終わりかと思いきや、第2次保存地区としてまた同じくらいの距離の街道が続いていて、二度おいしい。保存規制がきつくないのか、新しい建物がバラバラとあり、趣きにはかけるが、今風で肩を張らずに走行できるのもうれしい。逆に言えば、保存地区の方が異常区間であるのかもしれない。
 そのまま映画撮影ができるような造り。まるで映画セットの中に迷い込んだかのようだが、洋服を着て、ランドセルを背負った子どもたちが木戸からでてきてすぐさま現代に戻される。
 道路は舗装されている。人々が生活しているし、重要な道路でもあるのでいかしかたないところか。近くには、迂回する道路が造られているので、やがては昔風な道にもどるのかもしれない。
 上信越自動車道、東部湯ノ丸インターチェンジを利用すると早く着くが、国道を利用しても十分日帰り可能。余裕があれば小諸懐古園へよってみるのもいい。
 日帰りコースであるが、アレンジが可能なのがうれしい。浅間山や軽井沢なども近いので、他のスポットへも回りやすい。すぐ近くには、信州の鎌倉といわれている別所温泉へいってみるのもいい。