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『インシテミル』 劇場にインして観ると・・・

2010年10月27日 | 怖かった映画


原題:インシテミル/7日間のデスゲーム    (G)
2010年・日本(107分)

原作:米澤 穂信               
製作:ウイリアム・アイアトン
監督:中田秀夫
脚本:鈴木智
音楽:川井憲次
出演:藤原竜也、綾瀬はるか、 石原さとみ、 阿部力、 武田真治、 平山あや、
   石井正則、 大野拓朗、 片平なぎさ、 北大路欣也 、バナナマン:日村勇紀(声)


鑑賞日:2010年10月26日 (新百合ヶ丘)

鑑賞前の期待度:★★★

原作は、
「このミステリーがすごい!」で、2010年作家別投票第一位の米澤 穂信。
江戸川乱歩、コナン・ドイル、アガサ・クリスティーなど、
名作ミステリーへのオマージュがふんだんに盛り込まれていて、
ミステリーファンの間でも絶賛された代表作。

果たして~~~???


♪ One little, Two little, Three little Indians.
    Four little, Five little, Six little Indeians.
    Seven Little, Eight little, Nine little Indians.
    Ten little Indians bo~ys!

そして、誰もいなく・・・なりはしなかった。


観終わった直後、
近くに座っていた女子高生たちは、
「怖かったね~。」
「マジ、ビビッたんだけど。」
「やばいよ、石原さとみの・・・」
と口々に言いつつ、興奮気味に立ち去って行きました。

で、どちらかと言えば、彼女たちの父親のほうに年齢が近いぼくとしては、
「どうした、中田監督?

 一体、何があったんだ?

 何だったんだ、この映画は~~~~!」

という心境で立ち去りました。

ごめんなさい、言い過ぎました。所詮、素人のたわごとです。
でも、たわごとついでに一言だけ。

「薄いなぁ~、すべてが!」

というわけで、出演者に関しては、
藤原君はじめ若手俳優陣は、可もなく不可もなくといった印象。

ただし、石原さとみのチャレンジは買いでした。
さすが、『ホリプロ・タレントスカウトキャラバン』のグランプリ受賞者。
それも、“ピュアガール2002”という大会だったことを考えると、
女優として成長しているなぁと感じました。
できれば、もう一皮剥けて欲しいところ・・・。今後に期待してます。

(綾瀬はるかは、2000年の『ホリプロ・タレントスカウトキャラバン』で審査員特別賞。)


一方、伝説のスカウト番組『スター誕生』から、見事ホリプロと契約し、
「純愛」で歌手デビューした片平なぎさ。
女優としては、“2時間ドラマの女王”とまで呼ばれ、
全国津々浦々、
ありとあらゆる殺人事件に関わってきた彼女だったのに、
今回は、あまりに薄い役柄だったのでショックでした。
もうちょっと、なんとかできなかったのだろうか?


北大路欣也さんに関しては、何もありません。
もちろん、「いい意味で!」です。
こういった作品でも、まったくブレを感じません。
キャリアの違いかなぁ。

「???

 あれれ、ちょっと待てよ。このキャスティングって・・・?」

 ホリプロオフィシャルサイト  

 

綾瀬はるか度:★★★★★★★
女優・石原さとみへの期待値:★★★★★★★★★★★★★★★★
藤原君は気弱キャラなのか?という疑問度:★★★★★★★
だから、何だったの?度:★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

鑑賞後の総合評価:★★

まぁ、“ホリプロ・オールスターズ映画”ということで、良しとしましょう!




原作は、間違いなく面白い!

インシテミル (文春文庫)
米澤 穂信
文藝春秋


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