国語屋稼業の戯言

国語の記事、多数あり。国語屋を営むこと三〇余年。趣味記事(手品)多し。

旧版パドル、ベスト5(追記・再追記訂正箇所追加あり)

2021-07-12 15:03:46 | パドルマジック

(この記事は2019年11年5日の記事『パドル、ベスト3』に追加したものです)

最新版は

 

 

 

 


● いつの間にパドルの矢に射抜かれたのかは忘れたが、パドルのことを思うとキュンキュンキュン切ないのである。
 以上、日向坂46のファン向けの挨拶である。一般の方への挨拶としては動画だけを見て下さればいいですよ。 

●知る人は知っているが、知らない人は全く知らないこととして、私はパドルマニであり、パドルコレクターなのである。

とにかくたくさん持っているのである

●あるディーラーさんにパドルムーブを習ったところ、すぐにできたので、感心されたということがきっかけで好きになったのだとは思う。
 習ってすぐにできた技法ってパドルムーブくらいしかないのではなかろうか。

●ここで好きなパドルベスト5が暫定的ながら決まったので、まとめておくのである。以下は順位はないものと思って欲しい。五つとも全部好き。

●なおここで取り扱うパドルは、オールの形はしていないし、黒板タイプじゃないし、お金は挟まないし、2本使うものではないし、ナイフではないし、パドル自体に仕掛けがあるものでもない。
 要はスティック型とでも言おうか。写真でイメージをしていただきたい。
 なお、写真は原則としてクライマックスの状態を表している。パドルマジックが想像できない方は下の動画を見て欲しい。

トリックス◆ジュエルスファンタジー◆現象

●三つの色が違う宝石がついてるものを最初に解説しておくとトリックスの赤沼敏夫氏の『ジュエルスファンタジー』である。テンヨー『パドル・コレクション』では原題は『3つの宝石』とされ、「トリオⅡ」として紹介されていたものである。写真を見てお分かりいただけるとありがたいのだが、このパドルが最も宝石らしい。
 ルビー、ダイヤ、サファイヤと解説書にはあったような気がする、というか、解説書をなくしているので、このあたりはいただいた情報によっている。
 本物の宝石で作っていたら買うね。たぶん、買うね。いくらになるか想像もつかないけれど。サファイアが少し目立たないか。また、トリックス製のは他のパドルと比べ、長くてつるつるしている。つるつるしているので、指先の筋力が落ちている現在の私には扱いにくい面がある。
 しかし、出現、移動、変化、クライマックスというパドルの限界に挑戦した作品である。しかも、クライマックスで合計3つの宝石が出現したと観客に錯覚させる可能性があるところも私の好みである。もし欲しい人がいたら偽物(トリックス製でないもの)を入手できる可能性があるよ。

●四つの宝石がついているのがテンヨーの『パドル・コレクション』の「カルテットⅠ」である。 
 近藤博氏の作品である。
 一つの宝石が出現したあとで、次々と3つの宝石が出現する(4つ)というスピーディーな作品である。
 あるマニアに見せたら驚愕されたという思い出のある作品である。
 私はマジックマニアの前でマジックを見せることはまずない。
 ましてマジックマニアを驚かせたことなどなかったので、印象的な出来事である。
 ヘタレの私でもできるマニア殺しの作品である。素晴らしい。
 
●テンヨーの『パドル・コレクション』もトリックス製の『ジュエルスファンタジー』も入手困難なので、最後に紹介したいのは、現在、入手可能(再々追記参照)なフレンチドロップさんの『メタリック・パドル』(フレンチドロップさんへリンクしています)である。
 写真で言うと銀色のパドルである。
 材質が良いせいか、指先の筋力が落ちた私でも本当に扱いやすい上に、現象も単なる移動と一味違う。
 分散とでも言える現象で、それが連続して起こり、クライマックスもきちんとある。パドルマジックは初めてという人にも安心である。
 ただ、「在庫限りの限定商品」なので、これもまた入手困難な商品になってしまうのだろうか。
 パドルファンはもちろん、普通のマジックファンにお勧めである。
 特にパドルを普段やらない人に参考までに書いておくと、マジックを見せるきっかけにパドルのマジックは向いていると思う。
 意外とマジック以外に使えない道具に関心を示す人は多いものだ。
 また、時間がないにも関わらずマジックを見せるときにも良いと思う。
 私の場合、パドルのクライマックスまで演じたあとで、パドルをバニッシュして次の演技に移ったりしているが、各自工夫してくだされ。
 それにしても『メタリック・パドル』は「在庫限り」だそうだから、早く購入なさるといい。
 下↓に動画を貼っておく。

MetalicPaddle | メタリック・パドル

野島伸幸氏の演技

 

 

●赤い石が三つ並んでるのが荒井晋一氏の『ツインコメッツ』である。アフェクションズエクストラのNo.5の作品である。分裂・移動・拡散・増殖とまあ現象てんこ盛りである。私にはちょっと難しい面があるが、パドルマジックナンバー1に挙げる方も多い作品である。

●目の白くなったサイコロとドットがたくさん(21個な)並んだのを用いるのがダロー(私の好きなマジシャン)のDicey Dotsである。今までのと違い、サイコロを用いているあたり、例外的なものと思っていただきたい。

Crash Dice by Tenyo + Dicey Dots by Daryl クラッシュダイス テンヨー

手順を再現した動画で好きなものがなかったので、全く違う二つの道具を使っている動画をあげてしまうことにした。これを純粋なダイシードットとは思わないで下され。サイコロが白くなって白いパドルにドットが現れるのがわかると思う。そこが大事なマジック。むろん、このクラッシュダイスとダイシ―ドットとの組み合わせを考えた方は偉いと思う。

       ・・・・・・・・追記・・・・・・・・
●レストランマジック研究所で「クイックトリック6選」という記事があり、効果的なクイックトリックとしてその中にパドルが選ばれていた。

 ちなみに私がその「6選」の中で比較的演じていたのが「WX]「スポンジボール」「エリスのリング(先月のテーマだった)」「EZマネー(私の場合はテンヨーの「マネーショック」を愛用)」、そしてパドルである。

 6選中5作品とはなかなかの率ではなかろうか。まあ、長いマジックを見せないタイプであるとも言えるが。

 小林洋介氏はその記事の中でパドルについて「もっと演じる人が増えてもいいでしょうね」とおしゃっている。

 さあ、どんどんパドルを演じようではないか。



・・・・・・・・再追記・・・・・・・・
 トリックスの『ジュエルスファンタジー』についての情報をいただいたので、一部、訂正をした。

 情報をくださった方にお礼を申し上げます。
・・・・・・・・再々追記・・・・・・・・
 入手可能の例としてあげたフレンチドロップさんの『メタリック・パドル』が11月6日現在「在庫がありません」と表記されている。
 ひょっとしたら入手ができなくなったやもしれない。
 ウチで宣伝したせいで売切れたりして。そんな影響力はないか。
・・・・・・・・再々々追記・・・・・・・・ 
●野島氏のメタリックパドルの記事追加。
●最新版へのリンク訂正。



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