国語屋稼業の戯言

国語の記事、多数あり。国語屋を営むこと三〇余年。趣味記事(手品)多し。

3カードモンテ最終回+2

2019-12-30 15:00:00 | 3カードモンテ
MONTE ZERO



●庄司タカヒト氏のスリーカードモンテのDVDである。DVDである。

 DVDである。それだけで意味があるのだ。

●「何かやってみせてよ」と言われた場合にその場にトランプさえあればできるのだ。自分のトランプでなくてもいい。

 むろん、3枚のカードを財布やパケットケース、封筒などに入れておいてもかまわない。

 何たる機動性の高さであろうか。

 知っておいて損はない。

●しかも、きちんと演じていれば「バランスのとれた驚きと笑い」が得られるのだ。

 つまり、ウケるということだ。

 何せ3段まである構成も多彩でほとんど同じところはない。

 観客も飽きないだろう。

●で、だ。

●庄司タカヒト氏のいわゆる【有用なモンテムーブ】が大活躍する手順である。

 それだけでは無論ない。

 3カードという状況ならではの簡便な技法も大活躍である。

 したがって、技法的にはさほど難しくはない。

 むろん、どんなに易しい手品でも細心の注意を払うべきなのだが、この作品は表面的にはカジュアルに演技しやすのではなかろうか。

 ゆとりを持って演技ができるというか。

●解説も庄司氏のこだわっている部分の説明もあり、ふじいあきら氏の補足説明もある。

 その結果として、演技するポイントや技法のポイントも把握しやすくなっている。

●個人的には立体的に観客に考えさせる部分が好きである。

 モンテって平面的なんだけど(カードだからね)、こうすれば立体的に考えさせることができるのかと感心した。

 あくまでも個人的にな。

●もう一つ、ふじいあきら氏の手順がついているが、これも素晴らしい。

 できた経緯が非常に面白く感じた。

 久しぶりに原案(?)も演じたくなったよ。

●私のマジックの購入はこの庄司タカヒト氏の『MONTE ZERO』で今年の締めとなったが、未購入の皆様はこの作品をマジックの買い初めされるといいのではないか。

 何せ、3カードモンテ最終回を過ぎたというのに、なおもこのカテゴリーを続けたくなった作品なのである。





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