国語屋稼業の戯言

国語の記事、多数あり。国語屋を営むこと三〇余年。趣味記事(手品)多し。

トランプ、プレイングカード、カルテ、カルタ、カルト

2021-05-15 20:00:00 | 戯言

●マジックトランプという名前を見たときに私の知人は「妙だぞ。これは日本人が作ったものだね」と語っていた。

●というのもトランプとは本来、「切り札」の意味だそうで。

●小学生のころの教科書だったか、面白いなと思った話として、カードに当たるものを各国語で何というかということと、そのころの日本への文化的影響を述べたものであった。「文化的影響」という難しいことばを使わずに説明していたあたり、秀逸な文章だと思うのだが、題名は忘れた。

  カード・・・英語

  カルタ・・・ポルトガル語(歌留多の当て字ができるほどの戦国時代あたりからの遊戯系カード)

  カルテ・・・ドイツ語(医学用語)

  カルト・・・フランス語(料理用語。アラカルト)

●何故にこういう話をしているかというと、先日の「マジックトランプの紹介〜その14~(ディズニー編)」でディズニー系マジックトランプを紹介したが、ディズニーリゾートではいわゆる(※)マジック「トランプ」はマジック「カード」として販売していると気づいたのである。

●さすがディズニーリゾート様である。おそらく次の理由なのではないだろうか。

  ・日本という日常の空間と違うことを明確にするため。

  ・「MAGIC CARDS」の表記を入れるこ

   とで外国の方のお土産にできるため。

●上記、二つの理由ではないかと、勝手に思っているっす。

※ ちなみに、昨日の記事「『マジックトランプ』での愚痴」で「さては故意犯(いわゆる確信犯のこと)だな。」の「いわゆる確信犯のこと」の部分に国語屋であることが現れていますねと弟子からメールが着ました。

さらにちなみにいっておくと「さては確信犯だな」という部分は『映像研には手を出すな』の台詞より拝借しました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「マジックトランプ」での愚痴 | トップ | 父が亡くなりました »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

戯言」カテゴリの最新記事