国語屋稼業の戯言

国語の記事、多数あり。国語屋を営むこと三〇余年。趣味記事(手品)多し。

幽霊の本(学習研究社)

2023-08-12 15:53:02 | Books

●むかぁ~し、フリーライターごっこをしていた時の本。1999年8月発行。地球が滅びてなくてよかったな、7月に。

●なんとなく、読むと気分が悪くなって手にしていない本である。参加しているのにである。

 なんだろうねえ、恐怖ではないんだよねえ。心持ちが不愉快と言うか、表現しづらいな。

 言霊信仰か。

●私が担当した「日本怨霊紳士録」は怖くない。幽霊本として、それはそれでどうかと思うが。

●執筆する時は大量の怨霊エピソードに囲まれていていたけれども。

●以前書いたやもしれないけれども、執筆した当時はインターネットをまだ活用できなくて、噂話の収集は当時ゲーム系の出版社(攻略本を出していた会社のはず)の知人に頼んだものだった。

●「ウチの娘が夏休みの研究で発表したものです」というのも混じっていて、当時は独特なカオス感がネットにはあった。

 今もカオスな点は同じだけどな。ナチスは良いこともしたとかいう言説もネットにあるし。

 ネットだけでなく、実際の書籍にもあるか。

 ※「良いこと」を本当にしたのかについて、詳しくは『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』を参照。

●閑話休題。

●お盆に最適な本ではないかと。巻末には百物語もあるし、幽霊研究史なんて渋い章もあるんで。

●写真や図が多いので読みやすいと思う。

 あ。当然、心霊写真の特集もありますぜ。

 

●怖いもの見たさの方にも学究派の方にも楽しめる本ではないかと。

 

 

●古本でないと入手できない欠点はありますが。

 

 


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