国語屋稼業の戯言

国語屋を営むこと三〇余年のおいらが仕事やら趣味(俳句&手品)やらについて、徒然に語る。

MY WAVE(マイ・ウェーブ)DVD+「おまけ原稿」解説書(mML特別サービス)

2020-09-22 18:16:45 | マジック

●先日、B'waveへのトリビュートである『MY WAVE』(ショップページへ)が来た。「ウェーブ系」(ショップページにて詳述)だけを扱った珍しいDVDである。

大きく分けると「J-WAVE」「β(ベータ)-WAVE」「R-WAVE」と三種の系統のマジックが入っている。「ウェーブ系」の3色パンというわけだ。細かく分けると5作品(※)である。

MyWave

●以下、感想など。

●まずは「J-WAVE」から。なにせ、「ある意味(制作側の意図としては)、これが今回のDVD制作の主目的となります」と書かれている作品だから、重要なのかな。

 私はmMLオリジナル製品『コットンコインシデンス』の「ボーナス原稿」としてついている頃から楽しんで演じていた。

 初めて解説書を読んだときは、「こうくるかあ!」と驚いた。とある高名なマジシャンの方がバランスがいいよねとおっしゃっていたとか、いないとか。

 しかも易しい。話術にしてもカードの扱い方にしても、易しい。

 DVDと違う演じ方としては、初めの語りの間に机の下でナニをアレしておくと、仕事が半分で済む。ま、普通に演じていた方がいいけど。とにかく易しいので、初心者、入門者にも向いている。

 また、南部信昭氏の<導入部の付加ハンドリング>を使用すれば中上級者の方も楽しめるのではないだろうか。

 なお、このDVDの「おまけ原稿」解説書(mML特別サービス)はとても重要。重要なセリフや演じ方が書いてある。「J-WAVE」とか読んでいるといないとでは大分違うんじゃないかな。

 ちなみに私はたまに「へこんでますよねえ」などと言いながら演じることがあるが、それが正しいかどうかは、DVDおよび「おまけ原稿」をご覧になった方の感想に任せることにする。買おう。

 そういえば、この作品には欠陥がある。それは「タネあかし」をしたくなるのだ。特にマジシャン相手に演技してしまった後に。サーストンの三原則の原則3「タネ明かしをしてはならない」を持ち出すことなく、やってはいけない。「秘すれば花」というやつである(っけ?)。

 

●次に「β(ベータ)-WAVE」だが、現象はとてもわかりやすい。

 商品紹介のページから引用すると「想像力をテーマにした演出で、選ばれたマークのカードだけが
存在する、という方向性のトリック」である。例えば観客がスペードを選んだとするとスペードだけが存在し他は別のカードになっているわけだ。そして、さらに現象が加わって終わる。

 「β(ベータ)-WAVE1」は「おまけ原稿」によると「入門者に近い方にも演じやすい形になっている秀作」とのことだが、私もそう思う。

 そう思うというのは「秀作」であることと「入門者に近い方にも演じやすい形」であることという意味である。マンスリーマジックレッスンの初期の号の技法だけで演じられるのではないだろうか。

 対して「β(ベータ)-WAVE2」も基礎的な技法だけで演じられるシンプルな作品。先の作品「β(ベータ)-WAVE1」と違うエンディングになっているところも良い。

「β(ベータ)-WAVE1&2」はそれぞれ入門者、初心者さんが中級者になるために演じると良いのではなかろうか。

 β版ってほぼ完成したバージョンっていう意味でいいんですかね。それと「B'Wave」と「β-WAVE」をかけて命名されたのだろう。

 中上級者の方はこの作品を知り、「工夫・改良・進歩」(「おまけ原稿」より)させていけばより楽しめるのではなかろうか。

 というか中上級者の方でこそ易しく効果的なマジックを大切にしていると思ふ。

 それに中上級者の方なら「今回収録した3種・4作品は、本家の『B'wave』とは異なり、すべて観客の選択はフリーチョイスとなっています。マジシャンズチョイスが苦手、または嫌いな方にもオススメいたします」(ショップページより)が気になるのではないかと愚考。

 で、だ。

 「おまけ原稿」の「β-WAVE(南部ハンドリング)」には片倉雄一氏の技法(でいいのかな)の解説が載っているのだ。

 ほら、これで中上級者の方も、ますます欲しくなったのではないか。

●そして、「R-WAVE」は「逆転、逆転、また逆転」という感じのマジックである。わかりにくいか。

 まあ、購入して見ていただければわかると思う。

 特にカードの色が一瞬で変化するのは観客にウケるのではないか。

 「R-WAVE」用ギミックリフィル 1枚がついてくることから推理できると思うが、特殊なカードを使う。それだけに鮮やかな変化と結末が待っている。

●どれも1分から2分弱と短いマジックなので、「何かちょっと見せてくださいよ」というときにも便利だし、ショーのどこにでも挟める作品集となっている。

●購入してよかったよ。

 

 

 

 

※細かくわけると5作品というのは「おまけ原稿」に準じて書くと「J-WAVE」「β-WAVE1」「β-WAVE(南部ハンドリング)」「β-WAVE2」で4作品とし、それに「R-WAVE」を加えて5作品ということである。「β-WAVE(南部ハンドリング)」を除いてはどの作品もDVDに演技・解説が入っている。

 

 

 

 


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