ココのFX

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私の相場感(週足付き)

2008-03-29 14:35:09 | トピックス
羊飼いさんがブログに現在の自分の相場感を書かれたので、私も真似して、書いてみることにしました。

羊飼いさんの相場感を読んでみよう!→人気ブログランキング

ファンダメンタルズと金利予想、それから週足をみながら今後の相場予想を書いてみました。

【ファンダメンタルズと金利予想】

◎米国
バーナンキ議長が議会証言したように、中小のいくつかの銀行が破綻するようなことになれば、米国は景気減速ではなく、景気後退(リセッション)入りするのではないでしょうか。
したがって、まだ、利下げがあると予想。
(注)
景気減速:経済拡大のスピードが遅くなること。
景気後退:縮小経済になること。

◎欧州・オセアニア
インフレ抑制のために、今のところ、欧州、オセアニアは利下げ予定はありません。
ただし、今後、米国経済のリセッションの影響で、世界的にも景気減速傾向が出てきて、商品相場がピークアウトすると考えています。
今後、欧州・オセアニアでもインフレ期待はしぼみ、景気減速になるのではないでしょうか。
そのため、いずれ利下げをすると予想します。
金融不安はあっという間に世界に伝播するけれど、実体経済での伝播はゆっくり。
したがって、利下げの時期はそれほど早くはないでしょう。(年後半か?)

◎英国・カナダ
英国は自国の住宅市場の悪化や金融業界の収益悪化の影響で、すでに景気減速が始まっています。
カナダも米国との関係が深いことから景気減速です。
両国ともすでに利下げを行なっています。
米国経済のリセッションが深刻化すれば、少し時期は空くかもしれませんが、追加の利下げ余地があると予想します。

【週足をみながら今後の相場予想】

◎ユーロドル


現状、ユーロドルは週足をみれば、上昇トレンドであることに間違いありません。
ただ、トレンドラインをみると、2007年9月以降急上昇しており、しかも、ボラティリティが高い状況になっています。
(週足の1本1本が長ければ、ボラティリティが高い。)
したがって、商品相場のピークアウトや欧州経済の減速懸念とともに、今後はそろそろ天井圏形成ではないかと、予想します。

◎ドル円


現状、ドル円の週足は下降トレンドです。
ただ、2007年12月以降、トレンドラインが急降下しており、少しスピード調整で揉み合いがあるかもしれません。
しかし、米国経済がリセッション入りする以上、ドル円の下降トレンドは続くと予想します。

◎ユーロ円


現状、ユーロ円は天井圏形成が終了し、下降トレンド入りしようとしているようです。
商品相場のピークアウトや欧州経済の減速懸念とともに、ユーロ円も下降トレンド入りするのではないでしょうか。
しかし、商品相場のピークアウトや景気減速が現われるのを待って、目先は揉み合いになるかもしれません。
米国経済リセッションの影響を受けるのは日本も同じではないか、それならば、横ばいではないかと考える人もいるかもしれません。
しかし、日本の利下げ余地は0.5%しかありません。
また、世界経済の減速は、信用収縮を伴います。
信用収縮起こるということは、円キャリートレンドの巻き戻しで円高なのです。

◎ポンド円


惚れ惚れするほどきれいな三尊天井を形成した後、現状、下降トレンドです。
直近、やや急激な下げになったので、目先は揉み合いがあるかもしれません。
しかし、ドル円と同様、ファンダメンタル、利下げ継続を反映して、下落トレンドが続くと予想します。

◎スイス円(おまけ、比較すると面白かったので)


現状、レンジ相場。
スイスの金利は低いので利下げするかどうかわかりません。
また、円キャリートレードも行なわれていないので、巻き戻しもありません。
したがって、今後もレンジ相場が続くのではないでしょうか。
ただし、ユーロが利下げをすると、スイスフランに上昇圧力がかかり、スイスフラン高になります。
スイスフラン高によりスイスの輸出産業がダメージを受け、スイスはユーロに追随して、利下げするかもしれません。
その場合は、下降トレンド入りでしょうか。

週足を比べてみると面白い!と思った人、ぽっちとよろしく!