公民・歴史教科書問題を中心に教育問題を考えていくブログ

恐るべき公民教育の問題を中心に扱っています。かなりの割合で小山常実氏のブログ(特に教科書資料)や著書を参考にしています。

日本を救った「新しい歴史教科書をつくる会」を終わらせるな【数え切れないつくる会の功績とまだまだ続く教科書問題】

2023-08-05 01:33:06 | 教育

新しい歴史教科書をつくる会(以下「つくる会」)は、今、非常に厳しい財政状況にあると伝えられます。

つくる会は、平成8年度に出された中学校の歴史教科書の全てに「従軍慰安婦」が掲載されたことがきっかけとなって設立された団体です。

このつくる会の設立が、きっかけとなって、「従軍慰安婦」が教育的配慮などをめぐり大問題となりました。同時に、この根拠とされた河野談話の最大の争点だった「強制連行」の有無について「軍や官憲によるいわゆる強制連行を示すような資料は発見されていない」との政府見解が出るに至りました。

さらに、当時、「強制連行」を肯定する立場をとっていた学者などからも、「中学校の歴史教科書に「従軍慰安婦」を載せるのはさすがにおかしい」という声があがりました。

その次の検定では、つくる会がつくった教科書が不当に不合格されそうになる事件なども起き、つくる会は、当時の教科書界隈の異常性を明らかにする存在となりました。

また、その検定では、慰安婦に関する記述が大幅に減少しました。そして、何よりも、つくる会の教科書が登場したことで、「従軍慰安婦」だけでなく、中国→朝鮮半島→日本というつくる会以外の全ての教科書に載る文化の流れにも多くの疑問が出されることになりました。

ほかにも、当時の教科書には、誤記や、誤述が多くありました。それを明らかにしたのも、つくる会です。

つくる会は、まさに、歪んだ教科書を是正するだけでなく、日本全体を救ったヒーローなのです。

しかし、教科書界隈では、つくる会を排除しようという動きがあり、文科省による違法検定による一発不合格事件は記憶に新しいところです。つくる会が、文科省に問い詰めたところ、文科省の職員は何も言えなくなったという出来事は文科省の検定の違法性・不当性を象徴しています。

おまけに、いまだに教科書では、「慰安婦」を掲載する教科書が、学び舎と山川出版の2社もいます。山川出版の教科書が中学歴教科書に「従軍慰安婦」を掲載し、再び大問題となった出来事は記憶に新しいのではないでしょうか。

つくる会の運動の目的は、歪んだ教科書の是正ですが、まだそれは達成できていないのです。それどころか、教科書界隈では、これを排除する動きさえもあるのです。

つくる会は、教科書をつくり続けることで、教科書の是正に大きく貢献しています。教科書をつくることで、教科書界隈の異端児でありながらも、外野としてはなく、内野として教科書を批判することができ、それが教科書の改善につながっています。

冒頭でも述べた通り、つくる会は、資金が不足しています。歴史・公民教科書の政策には、2600万円かかるという試算が出ています。

つくる会を終わらせないためには、つくる会への寄付が必要です。

↓のリンクから、つくる会へ寄付することができます。ぜひとも、つくる会にご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

「つくる会」運動の火を消さないため、緊急のご支援のお願い

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