goo blog サービス終了のお知らせ 

ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

動物園に

2018-05-14 03:33:17 | 添削

動物園に行くたび思い深まれる鶴は怒りているにあらずや    伊藤一彦


まずい。
仏陀の悟りを気取って紳士の振りをしているきらいがある。
本当はこんなことを思ってはいない。

鶴は怒りはしない。
環境を素直に受け入れて、死ぬときがくれば死ぬだけである。
それがわからないのに、高さを気取っているのは、上等な歌い手とは言えない。


そのこころ白きがゆゑにちひさくも赤きしるしをもらひし鶴よ    揺之





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする