小学校の運動会が土日に開催された。
ほとんどが土曜か日曜日である。代案は無い。
雨天時のプログラムは体育館で行うことを想定し、種目を減らして実施している。
かっては雨天時は順延ということでグラウンドを使う案が多かった。ゆとり教育で学校プログラムに余裕があり、出来たのだ。近年学力低下が指摘され、ゆとり教育の見直し。授業時間の大幅増加等で代案実施、延期等の案が難しくなったのだ。
生徒たちも多くの時間を準備に費やしており、これ以上の負担は難しい。
地域のボランチテイアの協力を頂き実施している。スポーツ振興会、青年部、婦人部、の活動家の面々だ。相変わらずこどもたちの父兄の協力度は低い。
同じ協力者ばかりが数多くの種目で出ている。幅広く協力者を募ってというような希望とはかなりかけ離れている。
小規模校の運動会は負担が大きい。生徒たちにとっても。
一日のプログラムの大半に全ての生徒が出場する。15種目中11種目に出る子もいる。
疲労困憊になる。小生の様に団塊の世代に生まれた者の時代とは明らかに異なる。
小生の時代は1小学校に2000人近い児童がいた。一日の運動会に出場できる種目は2つか3つくらいしかなかった。
それでも記憶に残る。一生涯の思い出となる。多くの父兄が協力的だった。
地域全体のお祭りの様な様相だった。今は違う。反省会はボランテイア団体、学校側。それぞれ別々だ。
いろいろ規制が絡んでくる。午後5時以降でなければ出れないとか、アルコールはだめとか。
教頭の仕事は多い。昨日も大活躍だった。
来年は最後の運動会となる。2年後は統合小学校での運動会だ。
この教員も半数は異動対象だ。4つの小学校が一つになる。生徒は一緒となっても適正規模の教室、適正規模の教員数となると、半数の教員は不要となるのだ。
地域の役員も関与が無くなる。統合とは衰退の始まりかも。