昨日は歓送迎会に出席した。
地域の中学校の歓送迎会だった。転入してきた先生、転出した先生、校長、地域代表の挨拶があった。
教員は皆話し慣れている。挨拶が長いといつも言われるので短い挨拶をします。とけっこう簡潔に挨拶した転出した元教頭。
元教頭の代わりに大規模校から転入してきた教頭は自分が前教頭に勝てることは若さと髪の多さだけと謙遜する。
後ろ髪を引かれる思いで転出したと言った元教頭には前髪が無い。
明るく前方を照らす広いおでこが特徴だ。
転出先では話法の巧さから多くの会場で笑いを取っているような話もあった。
地域代表として小生も話しをさせていただいた。
この中学校が母校だったこと。生徒会活動にも参加させていただいたこと。サラリーマン時代の記憶はないが、学生時代の記憶は実にリアルに残っていること。嫌な記憶はすぐに記憶が薄れ、楽しかった事こそ一生の財産になること。
地域は新たなふれあいの場所となること。行政が地域コミ協を頼りにしていること。建て前と実態の格差は大きいがそれが行政にはよくわかっていただけてないこと。それが過大評価と良く言えば力量に見合わぬ効果を生むこと。
事例を述べて話をしてみた。お酒の力を借りて。
権威とは組織図なのだ。一部のトップアスリートが脚光を浴びるが、大多数は脚光を浴びることなく本来目指した目標とは異なる社会で生活を送る。
それでもその挫折を乗り越えられる生活規範を正しく教え、どこに行っても通用するまじめで真摯な生活態度を教えたいとする先生方の熱意に触れることが出来た。
伝統のともし火はあと1年で途絶える。新たな中学のともし火はこの会から灯したい。
最後の伝統のともし火が今日、一段と大きく灯されたことを記念し、万歳したい。と述べた。
ただの万歳担当だったが10分も話をしてしまった。
「話が長い!」罵声が飛んで来そうだったが、最後の全員の笑顔で救われた。