しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

定年退職金の推移

2010年03月18日 | Weblog
「厚生労働省の就業条件総合調査」2007年実績を調査した2008年調査結果によると、大卒ホワイトカラーの退職給付額は、「2026万円」と10年前の「2868万円」から800万円ほど減少した。1993年以降の学歴.職種別の推移をグラフで見ても単なる目減りとは異なる側面が見えてくる。
「※勤続20年以上かつ45歳以上の定年退職者の定年退職金の推移」
大卒ホワイトカラーからの退職金はピーク時から約3割減であるが若干勤労者や高卒ブルーカラーなどとの所得格差は縮小している。
1990年代後半以降終身雇用制慣行の見直しが進み、中高年賃金.退職金水準の引き下げが国全体で進んだ。
○定年モデル退職金という資料では2007年度は企業規模別格差も大きい。
※1000人以上大卒2671万円、高卒2479万円
※300~999人大卒2008万円、高卒1828万円
※299人以下大卒1696万円、高卒1692万円
※退職金制度形態別では退職一時金のみ企業が2294万円、退職一時金と年金の併用企業で1885万円となっており、併用企業における退職金総額に占める年金原価額の割合は55.9%となっている。
※退職金給付制度がある企業は85.3%に留まっており、約15%の企業に退職金制度がない。
○5年毎に調査が行われており次回は2012年であるが大卒でも2000万を下回ることが予想される。継続雇用率が定着していない状況での退職金の減少傾向は年金制度の給付水準低下等もあり、退職金をあてにしたライフプランは厳しいものとなっている。
○総理府統計局の平成18年統計では
「35年以上勤務し、定年退職を迎えた場合」(平均)
大学卒2289万円、高校卒2101万円、中学卒1915万円だった。
○中小企業の賃金.退職金事情(東京都産業労働局)では
大学卒平均1225万円、専門.短大平均1168万円、高校卒平均1130万円だった。
※統計データにかなり偏りが見える。やはり会社の規模や職種、あるいは地方によりかなりのばらつきが見て取れる。
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