休日は風を切って

休日は自転車に乗って風を切って、そんな生活をずっと続けていけたらと思っています・・・

【脳梗塞とリハビリの日々㉘】歩行は振り子運動というけれど・・・

2021年01月18日 | 闘病生活【脳梗塞闘病記】

1月17日、リハビリ散歩はきょうも続きます。天気はイマイチですが、凍えるほど寒さが厳しいというほどではないので、きょうは五百川のほうに向かってある程度長い距離を歩いてみようと思いました。

 

まずは、近所の団地内を抜けて行きます。緩やかな下り坂は力がいらなくて楽チンなのですが、これぐらい急になってくると早くなりがちな速度を抑える方に気を遣います。

 

長い距離を歩くには農道リハビリ用の重い長靴では疲れるので、きょうは軽いスニーカーにしました。

 

いつもの平成大橋までやって来ましたが、きょうはこの橋を渡りません。ここからは阿武隈川の支流「五百川」に沿って歩いて行きます。

 

五百川沿いにある堤防道路を進みます。歩き始めてすぐに後方から元会社の同僚“Aさん”がやってきました。“Aさん”はここがコースになっているようで結構ここで出会うことが多いのです。“Aさん”はその後の回復状況なども気に掛けて下さっていて、実際にわたしの歩きを見て安心して下さったようです。

 

堤防道路から見える安達太良などを眺めながら“Aさん”としばらく一緒に歩いて、堤防道路の終点で引き返すという“Aさん”とお別れしました。

 

ここから五百川上流に向かっては、現在堤防道路建設の真っ最中なんです。わたしはこの五百川橋を渡って一旦郡山市に入ります。この五百川が本宮市と郡山市の境になっているのです。

 

これが完成すれば、雄大な安達太良山や・・・

アサヒビール福島工場の背景に遠く安積山方面を見ながら、この川沿いを気持ちよく散歩できるようになりますね。

 

きょうは堤防道路工事中の先まで、畑や田んぼの中を通る細い道を通ります。この道は一度自転車で通ったこともありますが、不思議なことにアスファルト舗装されているのです。きっと市道になっていたりするのかも知れませんね。

 

上流のこの橋まで堤防道路が整備されるようです。ところでこの橋はいったい何という橋なんでしょう。

 

橋の上からは郡山市日和田町高倉の家並みが見えます。家のすぐ裏が川になっているなんて楽しそうでいいなと思っちゃいます。でもね、昨年みたいな大洪水があったりするとこれが心配の種にもなるんですよね。

 

この橋の名前が分かりました。「たかくらばし(高倉橋)」っていうんですね。ところで、この橋の名前が書いてある部分を何というか分かりますか。近ごろでは地域に馴染みのあるモノ(白河市にはダルマの乗ったものや、二本松市には智恵子抄にちなんで折り鶴の乗ったものなど・・・)の形をしたものも多いです。今回調べてはじめて知ったのですが、橋のこの部分を「親柱(おやばしら)」というのだそうです。ちなみにこの高倉橋の親柱は何を表していると思いますか? わたしもしばし考えてしまいました・・・山の形をしているようにも見えるのです。写真の背景を見てください。“高倉山”です。ピークが2つあって・・・ね、きっとそうでしょ。

 

さあ、ここから再び橋を渡って本宮市に戻り、あの集落の前を通って歩いて行きます。

 

きょうは長い距離を歩くためにことさら意識していることがあります。それは「歩行は振り子運動だ」ということです。正確には「逆さ振り子とか倒立振り子運動」というのだそうですが、リハビリテーション病院で担当してくださっていたリハビリ士さんから聞いたことがありましたし、自分で調べたことも勿論あります。これが脳梗塞を患って麻痺の残った身にはなかなか難しいのです。特にわたしの場合は、麻痺のある右足のつま先を上げる力が入らないので踵(かかと)立ちが苦手です。歩くときはかかとから着地します。それから、足裏、つま先と地面に着いて、かかとからつま先(厳密には親指の付け根)へ流れるように体重移動がされていきます。ところが、わたしの場合はかかとを着くと同時に足裏全体がパタン!と音を立てて着いてしまうのです。これが倒立振り子運動がスムーズ行われることにブレーキを掛けているのだと思います。

 

跨線橋を渡って行こうと思い、長いスロープを歩いて線路の上までやってきました。と、ここで尿意を催してきたことに気づきました。

 

前にも書きましたが、脳梗塞を患って以来尿意を催してきたときにはもうほとんど余裕が無いのです。そこで、とりあえず見晴らしのいいところから安達太良を一枚撮って引き返し、帰りの道を急ぐことにしました。

 

引き返したその先に、先ほど通ってきた五百川の堤防が見えています。

 

わが家のある地区まで戻って来ました。ここまで来れば何とか間に合いそうです。

 

ここからわが家までは300mというところ。変な余裕も出てきて安達太良方面の写真を撮ったりしています。これで天気がよければ言うことなしでしたね。

 

さあ、スタート地点まで戻って来ました。本日の「市内・リハビリ散歩」は6.37キロでした。長い距離を歩くと時々「これは!」という自分では会心の歩きが出来たようなときがあるのです。「倒立振り子運動」がスムーズに行われるようになるまで、わたしのリハビリはまだまだ続きます。

 

★本日歩いたコース(6.37キロ)です

 

★【脳梗塞とリハビリの日々①】はこちらから/【脳梗塞とリハビリの日々㉙】へ



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは! (ボギー)
2021-01-19 20:39:02
またまた長い距離を歩かれましたね。リハビリも順調に進んでるようでなによりです。
これは日曜日(1/17)の話なのですね?じつは私、土曜日(1/16)に「平成大橋」まで走りました。
当初は暖かくなる予報でしたが、ちょっと寒かったですね。
これからも空模様とにらめっこしながら、少しでも走行距離を伸ばしたいですね。
返信する
“ボギーさん” (koji)
2021-01-19 22:32:59
うっかりして、お仕舞いの方にまわってしまいましたが、うれしいコメント本当にありがとうございます。
歩く距離を延ばそうとしているのは、きっと自転車に乗っているとき、100キロ楽に走りたければ、普段は200キロ走っていなければダメだと思って伊王野まで走っていたころの思い込みがあるせいかもしれません。
ただ、長い距離を歩いていると、様々な改善点やヒントなどが見えてきたりすることもあるのです。しかし、ダラダラと距離を歩けばいいということじゃなくて、上手に歩くことを常に意識しながら歩かなければならないところが大変です。
“ボギーさん”が自転車に乗られた土曜日は、前日の金曜日の快晴で暖かな日とはちがって曇りがちな天気で肌寒かったですよね。その中で平成大橋まで走られたのですから大したものです。
若さと健康が人生を豊にするのですね。これからも頑張って下さい、応援しています。
返信する

コメントを投稿