熱中症…

今朝、起きたときから、少し調子がおかしかった。

ミサに与っている間も、頭がクラクラして、立っているのがつらかった。

ミサが終わると真っ直ぐ家に帰ったが、頭痛と吐き気がしてきた…。





私は、四十を過ぎてから、何度か繰り返し熱中症に罹っている。

気を失って床に顎をたたき付け、七針縫って歯を三本折り、救急車で病院に運ばれたこともある。

だから、いつも水分は十分取るようにしている。

今年は異常に暑いから、特に気を配っていたつもりだったが…。





額と首に「冷えピタ」を貼って、スポーツドリンクを枕元に置いた。

冷汗と手足のわずかなシビレがあった。

でも、熱発はしてないし、熱中症としては軽度のものだ…と自分に言い聞かせた。

あとは、水分を補給し、ひたすら休むしかない。

一人暮らしでいちばんつらいのは、体調を崩したときだ。

「自分はいったいどうなるのだろう」という思いにかられ、芯から心細くなる…。

しばらく無音で横になっていたが、かえって寂しくなるので、ラジオを点けた。

夏の高校野球選手権。

ＮＨＫの中継を、うんと音を絞って鳴らすことにした。

若い頃、幼い頃、まだ可能性がたくさんあって、守られていたころみたいと錯覚できそうだったから…。





二時間も寝ていたら、だいぶラクになった。

早めに対処したから、軽くすんだようだった。

夕方から友人と飲みに行く予定だったが、キャンセルのメールを送った。

友人は快く受けてくれ、私の身を案じる言葉を送ってくれた。

感謝…。





四時頃、フトンから起き上がった。

ずっと横になっているとかえって滅入ってしまいそうだったので、駅前の喫茶店に向った。

その店で、これを書いている。





明日から、また戦いが始まる…。














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