食いしん坊ケアマネ の おたすけ長屋!

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運動会

2009-10-03 | 入居者、家族
運動会のシーズンとなりました。

我がホームでも一年目、二年目は運動会を行いましたが、昨年はやりませんでした。
四年目の今年は、また復活させよう…ということになりました。


ときが経つうちに車椅子の方も増えてきます。全体に老化も進んでくる。
その中で行う「運動会」ですから、なかなか工夫が必要になってきます。

一年目は、つな引きやパン喰い競争をしましたし、リレーのような種目もやりました。
今年などはそれらはとうてい無理のように思われます。

世の中には「高齢者施設向け運動会教本」みたいのがたくさん出ていますが、そういうのを見ても、
「ウチでは実際できるかなア」
と考えてしまうものばかりです。

体力や運動能力と同じくらい大事なのが「面白いと思う心」です。
それがなければなにをしても楽しくならないし、それさえあれば何でもないことでもオオウケするものです。

ま、これは高齢者に限らずとも同じですが。
でもお年を召されると、よほどうまくリードしないとそういうお気持ちも湧き上がってこないものです。


経験的には、紅白に分かれての玉入れなどは毎回楽しんでもらえるようです。
それもただカゴを立てるのではなく、職員が背中にしょって、そこに投げ入れる。
これをやっていると、必ず「ぶつけちゃえ!」という喚声が上がり、次第に本気で職員に玉をぶつける人が増えてきます。

そのときの気迫に満ちた「コノヤロー!」顔!
いつもお上品に振舞う老婦人が「本性むき出し」というさまを見せるのもこんなときくらいですが、なかなか良いものです。

そして、競技時間がい終わってから
「ひとーつ、ふたーつ」
と、玉を放り投げて数えあうときには、あきらかな緊張感が感じられます。

我がホームのご入居者は社会的地位から言うと「勝ち組」の方が圧倒的に多いですから、こんなときこそ「負けてたまるか!」という今までの生き様が発揮されるのです。

こんなことを考えている職員て、イヤらしいですかね…。



つまり、人間らしい表情って年齢に関係なくいいモノだ…ということを言いたいのですね。

さて、今年の運動会は、どんなお顔が見れますことでしょうか。





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2 コメント

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はじめまして。 (ゆめ)
2009-10-03 20:43:16
脳脊髄液減少症のゆめと申します。

同じgooでブログ書いています。

よろしくお願いします。

ところで、認知症そっくりの症状がでる、
水頭症ってご存知ですか?

その水頭症の反対に、脳脊髄液が減ってしまうことで、これまた認知症そっくりの症状が出る、脳脊髄液減少症ってご存知ですか?
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こんばんは (酔いどれ文七)
2009-10-07 21:36:30
ゆめさん、こんばんは。
コメントありがとうございました。
ブログを少し覗かせて頂きました。
不勉強なことに脳脊髄液減少症のことは知りませんでした。
ときどきブログを拝見させて頂きます。
よろしくお願いします。
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