サプリメントと母コール

先週の土曜日からサプリメントを飲み始めたら、妙に調子が良くなってきた。





ブログタイトルが「酔いどれ…」なのだからどうしようもないが、私はほぼ毎日酒を呑み続けて、その後遺症を悔やみ、四苦八苦している。

その上、子供の頃からの気鬱症、不眠がち、疲れやすさに悩んだまま、中年ド真ん中…という歳になってしまった。

この数ヶ月は、加えてかつてない「物忘れ症候群」が進行し、心配が大いに募っていたのである。





そこで、同僚のススメもあり、サプリメントを飲み始めたのであった。

ダメでもともと…と、広く知られているメーカーのごく一般的なサプリから始めた。

効果はほとんど期待していなかった。

ところが、翌日から効果が出たのである。

「酒の残り方」が、全く違うのだ。

それだけでなく、体の芯に力が宿っている感じが、確かにあった。

こんな事を書くと「そんなバカな…」と笑われても仕方がないけれど、それが実感だった。

飲み始めて四日目の今日は休みだったので、近くの大型ドラックストアに寄って、また別のサプリメントを買ってしまった。

抗生物質じゃあるまいし、サプリメントがそんなにすぐに効くものか。

それが一般的な考え方であろうが、私にとっては、「ずっと苦しんでいた症状から解放されるかもしれない！」という福音が、ともかく今ウレシく、生きる力になっている。





今日の午後七時を過ぎた頃、母から電話があった。

母は二ヶ月に一度くらい私に電話を寄こしてくる。

内容はほとんどなく、私の安否確認のようなものである。

八十近い母親にそんな心配を掛ける私も罪だが、まあ、それも母の生きがいのひとつになってるんだ…と、私は合理化している。

自分のことや父のことをさんざんしゃべってから、母は、言った。

「なんだねエ。毎日ずいぶんお酒を呑んでいるようだねエ。…体は大丈夫なのかい？」

母は、このブログを読んで、そう言ったのである。

もちろん母はパソコンを使うことは出来ない。

姉が、小まめに印刷したりして、母に伝えているのだ。

私は、そんなホクホクと甘やかされた環境で育ち、今に到っているのであった。

でも、毎日飲んで、体は大丈夫かい？…という問いには、さすがに一瞬、返事が困った。

「ツラくなってきたんだけど、このところサプリメント飲んで持ち直してきたよ」とも答えられないしなア…。

忙しいふりして、テキトーにごまかして電話を切ってしまった。





そんな、お粗末な休日でございました。







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