中川元財務相の死は、私にとってはかなり衝撃的だった。
私はホームの多目的ホールにあるTVニュースで知ったのだが、ご入居者の存在も忘れてしばらく見入ってしまった。
中川さんは今年の2月、ローマのG7会議で酩酊して朦朧会見をした。
その映像は何とも無残だった。「国辱」などと怒っている人もいたが、私はひたすら哀れに感じた。
そして、ある種の恐怖感も抱いた。
現在四十代以上なら、お父さんの中川一郎氏も知っている人が多いと思う。
「北海のヒグマ」というアダナ通りの風貌で、自民党若手タカ派議員で作った青嵐会のメンバーでもあったから、何となく「おっかない」感じの政治家だった。
その中川一郎氏は1983年に自殺している。
私は中川元財務相が酩酊会見に強い批判を受けて大臣の職を辞したとき、
「この人はお父さんに似た最期を迎えるような気がする」
と、友人に言ったものだ。
その「予感」がこんなに早く的中してしまったことに、ひどくイヤな感情が沸いてきたのだ。
中川さんの死について、ネット上では愚劣な憶測がたくさん飛び交っている。
いくら政治家とはいえ、ひとつのいのちが亡くなったのである。
しばらく死を悼むのが人としての最低のありかたではないか。
それはともあれ私が「恐怖感」を抱いた…というのは、中川さんとはスケールが違うが、私自身この三年近くお酒が止められないでいるからである。
「酔いどれケアマネ」なんてブログタイトル付けといて今さら何を…と言われそうですが、私なりに「いい加減何とかしなきゃ」と思っているのです。
私はもともと下戸に近く、酒を呑み始めたのは35歳くらいからだ。
それも、大した量は呑まなかったし、呑めなかった。家で一人で呑むなんてことはほとんどなかった。
それが、おととしの一月に職場の近くに引っ越してきてからほどなく、家で呑むようになった。
初めは「ときどき」だったが、やがて「毎晩」に…。
まだ今のところ酒が原因で人間関係や仕事をしくじったりしたことはない(と思う)が、いつそういうことが起こるかもわからない。
心身の健康にだっていいハズがない。
気が小さいので、体調がスグれないと抜からず血液検査をしたりはする。
でも、それで「異常なし」と出れば、鬼の首でもとったようにまた晩酌を続ける意思の弱さ…。
何とかしなきゃなア…。
(なんて、今も呑みながら書いてるんだから世話ないネ。だいたい酔っ払いの懺悔くらいアテにならないものはないんだからネ)
吾妻ひでおと言う漫画家をご存知でしょうか?
彼は人気漫画家でしたが、原稿に追われる生活にイヤケがさして失踪しました。
その顛末を描いた『失踪日記』は、同時にアルコール依存症の恐ろしさも描いた傑作です。
読み返すたびに「何とかしよう!」と思わせてくれるのですが…。
どうも、お粗末でした…。
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私はホームの多目的ホールにあるTVニュースで知ったのだが、ご入居者の存在も忘れてしばらく見入ってしまった。
中川さんは今年の2月、ローマのG7会議で酩酊して朦朧会見をした。
その映像は何とも無残だった。「国辱」などと怒っている人もいたが、私はひたすら哀れに感じた。
そして、ある種の恐怖感も抱いた。
現在四十代以上なら、お父さんの中川一郎氏も知っている人が多いと思う。
「北海のヒグマ」というアダナ通りの風貌で、自民党若手タカ派議員で作った青嵐会のメンバーでもあったから、何となく「おっかない」感じの政治家だった。
その中川一郎氏は1983年に自殺している。
私は中川元財務相が酩酊会見に強い批判を受けて大臣の職を辞したとき、
「この人はお父さんに似た最期を迎えるような気がする」
と、友人に言ったものだ。
その「予感」がこんなに早く的中してしまったことに、ひどくイヤな感情が沸いてきたのだ。
中川さんの死について、ネット上では愚劣な憶測がたくさん飛び交っている。
いくら政治家とはいえ、ひとつのいのちが亡くなったのである。
しばらく死を悼むのが人としての最低のありかたではないか。
それはともあれ私が「恐怖感」を抱いた…というのは、中川さんとはスケールが違うが、私自身この三年近くお酒が止められないでいるからである。
「酔いどれケアマネ」なんてブログタイトル付けといて今さら何を…と言われそうですが、私なりに「いい加減何とかしなきゃ」と思っているのです。
私はもともと下戸に近く、酒を呑み始めたのは35歳くらいからだ。
それも、大した量は呑まなかったし、呑めなかった。家で一人で呑むなんてことはほとんどなかった。
それが、おととしの一月に職場の近くに引っ越してきてからほどなく、家で呑むようになった。
初めは「ときどき」だったが、やがて「毎晩」に…。
まだ今のところ酒が原因で人間関係や仕事をしくじったりしたことはない(と思う)が、いつそういうことが起こるかもわからない。
心身の健康にだっていいハズがない。
気が小さいので、体調がスグれないと抜からず血液検査をしたりはする。
でも、それで「異常なし」と出れば、鬼の首でもとったようにまた晩酌を続ける意思の弱さ…。
何とかしなきゃなア…。
(なんて、今も呑みながら書いてるんだから世話ないネ。だいたい酔っ払いの懺悔くらいアテにならないものはないんだからネ)
吾妻ひでおと言う漫画家をご存知でしょうか?
彼は人気漫画家でしたが、原稿に追われる生活にイヤケがさして失踪しました。
その顛末を描いた『失踪日記』は、同時にアルコール依存症の恐ろしさも描いた傑作です。
読み返すたびに「何とかしよう!」と思わせてくれるのですが…。
どうも、お粗末でした…。
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お酒は楽しく飲めているうちはOKだと思いますね。
かの大臣くらいになっちゃうと、もうお酒も苦しいいっぽうのような気がします。
ぜひ、楽しく飲みましょう!