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神々のボール

2010-06-15 | 世間のうごき
ワールドカップが始まりました。





昨日は、日本がカメルーンに勝ちました。

マッサージに行ったら、70歳くらいのご婦人が、「日本、勝ちましたねエ…」なんて話している。

こんなオバチャンまで気にしてるのだから、日本中がこの話題で持ちきりだったことでしょうね。





日本が初めてワールドカップに出たのは、ほんの三大会前、1998年のフランス大会のことです。

その前年のアジア地区最終予選、「野人」岡野が延長で出場を決めたゴールを決めました。

私はその実況を、勤めていた障害者施設での飲み会の二次会か三次会が終った後の(あのころから飲んでばっかりだなア)、相乗りタクシーのラジオで聴きました。

シュートが決った瞬間、運ちゃんも乗客も「ウオオッッ!!」というような声を挙げました。喜びと共に、

「日本が、本当にワールドカップに出れるのか???」

という、半信半疑の思いもあったのです。

それが今や、「出るだけじゃ勘弁できない。ひとつくらい勝てよ」と思うようになったのですから、考えてみればぜいたくな話です。





私は子供の頃から「見るスポーツ大好き派」でしたので、1970年代から東京12チャンネルの『三菱ダイヤモンドサッカー』とかで海外サッカーを観ていました。

70年代から80年代初めまで、海外のスターサッカー選手は、それこそ「神」のような存在でした。

「皇帝」ベッケンバウアー、「将軍」プラティニ、「空飛ぶオランダ人」ヨハン・クライフ、高速ドリブルのジョージ・ベスト、点取り屋ロッシ、超絶パスワークのジーコら「黄金のカルテット」、そして「神の手」マラドーナ…。

彼らの人間離れした華麗なプレーと、日本の泥臭い「ズンドコ実業団サッカー」とが、同じ範疇に収まる…とはどうしても思えなかったものですよ。





ワールドカップを観ていると、「サッカーの昂奮はほとんど宗教的な祝祭だな」と、本当に感じますね。

過去の18大会の優勝国を見ると、ブラジル5回、イタリア4回、ドイツ3回、アルゼンチン・ウルグアイ各2回、フランス・イングランド各1回と、圧倒的にカトリックの国が優勢です。

グループリーグで1勝しただけで日本のメデイアは大はしゃぎしていますが、仮にこの苛烈な予選を突破したとしても、決勝トーナメントではあと4勝しなければ、優勝できません。

確かに全国民が昼夜祈り倒すほどの「神がかり」パワーがないと、とうてい出来ませんよ。

ハハハ、馬鹿なこと言ってますかね。





でも、スポーツの応援に籠められるナショナリズムは、自然で健全なものだと思うのです。

オリンピックや野球のWBCでもそうですが、「ガンバレ日本!」と力が入るし、勝ったあとの日の丸や君が代には、感動しますしね。

当然の人情だと思うのです。

個人的には、「今回くらいスペインに勝たせてあげたい」と思っていますが、やっぱ、ブラジルかな…。















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