alla marcia

こはぜの覚え書き

よく見ろニッポン人!(と中井貴一風に)

2006-06-23 21:27:20 | その他
 勝てない戦争を戦って、多数の民間人を犠牲にしたという日本の過去を語るとき、なぜそんな馬鹿なことをしたのかとただただ「時の指導者」を責めるだけの人がいる。
 分かり切った敗戦に向かって突き進んだ「時の指導者」を未来からのほほんと断罪する現代人がいる。

 同じように、今回のW杯についても、「時の指導者」が批判され、戦犯とされた選手が貶められるのかもしれません。

 そのことの是非について論じることができるほど、サッカーを知っているわけではありません。いやむしろ、こんなことを話題にするのがおこがましいほどのサッカー無知、W杯なのでサッカー見てみました程度の唾棄すべきニワカが大胆不敵にも語っちゃているのですが。

 全体的になんとなく気合いの入ってないような雰囲気。
 「一生懸命」「必死」「がむしゃら」…というには何か足りないムード。

 あれは、取りも直さずわたしたちの姿を写しているのではないでしょうか。
 あーいう空気は、今の世の中の至る所に漂っているのでは…。

 そして、このタイミングであのメンバーが代表に選ばれていたことも含めて、サッカー界のトップにそういう判断を下す人をいただいていたことも含めて、もしそこに問題があれば事前にきっちり批判すべきだったマスコミも含めて、blogや掲示板で気炎をあげながらも安直なマスコミを覆すほどの力は持てなかった良識あるサッカーファンの方も含めて、普段からもう少しサッカーに興味をもっていれば、不都合や非常識に歯止めを掛けられたはずのわたしのような一般人も含めて、み~んな、この情けなかったW杯の関係者なのではないでしょうか。ジーコJAPANは良くも悪くも日本の代表なのです。

 よく見ろニッポン人!
 これがお前達の姿だ!

 “たかだか”サッカーで“清々しく負ける”ことすらニッポン人にとってはこんなに難しい…。
 この国がW杯予選リーグ以上の困難に直面したとき、わたしたちヘラヘラ日本人はどうやってそれを切り抜けていくのか。
 
 なーんて、大まじめにそんなことまで心配してしまうのは、寝不足で頭がどうにかなってるんでしょうね。あー寝よ寝よ。

 ここから日本サッカーが立て直していく過程はドラマチックなものとなる筈です。リアルタイムのプロジェクトXに期待大です。

♪わたしとしては、最後に得点らしい得点シーンを見られたこと、三試合通じて眠気も吹っ飛ぶスーパーセーブの見本市を見られたこと…だけでも実は結構楽しめたんです(もしかしたら、これを見る目が甘いと言うのかw)。やっぱ代表はおらがチームですもの。
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