こども芸術大学ブログ

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土粘土で遊ぼう!

2013-06-19 18:32:53 | 対話の時間

普段から瓜生山の土に触れている子どもたち。

今日は土粘土で遊びました。

粘土は粘土でも、土の粘土。

「地面の下のいきもの」という絵本を読み、

土はたくさんの生き物の家でもあると知りました。

それから春に植えた稲が大きく育っているのを見ました。

この稲が育ち、お米になれるのは、土というお母さんが育ててくれるから。

さあ、みんなで遊び開始です!

両手で一杯の粘土で、思い思いに遊びました。

初めは手と足から。

手や足、からだで粘土を感じました。

かっぱ? ぼうし?

この二人は、何やら企んでいますよ・・・なになに・・・?

「ドラえもんをカパってする!」

二人の粘土を合わせてドラえもんをつくり、切り紐で切って盛り上がっていました。

あんこが入っていたらいいのになあ・・・。

今日のお母さんとの振り返りで、興味深かったことがありました。

ある年少のお母さんが「うちの子は粘土とか手が汚れるものを嫌がるんですけど、どうしたらよいですか?」と質問されました。

すると年中のお母さんが「うちの子もそうなんです。田んぼに入るのなんか、絶対だめ。だから今日も嫌がるだろうなあと思っていたら案の定。でも、具体的な物を作ったら、それに乗ってきて、楽しくなってきて、自分からするようになりました」とのこと。

また他のお母さんは「うちの子は、もう粘土の感触が大好きで、何をつくるわけでもなく、ずっと触っていました」

 

私は自分の感覚で、子どもは感触から入っていくだろうなと勝手に思っていたのです。

でも、そうではない入り口から始まる子どももいるんだ!

いろんな入り口があるんだ、というのが今回の新発見。

 

粘土は触った手に、素直に応えてくれる素材。

感触から入るか、具象から入るか、それも自由。向き合い方は、人それぞれ。

それぞれを許容してくれる土粘土の懐の深さを、今回新しく発見しました。

なるほどなあと思いました。

やっぱり、土はお母さん。

(杉野)


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